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小林祐希のヘーレンフェーンは10人ズウォレに敗北…PO出場権の行方は最終節へ

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MF小林祐希が所属するヘーレンフェーンは10人の相手に敗戦

[5.7 エールディビジ第33節 ズウォレ2-1ヘーレンフェーン]

 エールディビジは7日、第33節を行った。MF小林祐希の所属する8位ヘーレンフェーンは敵地で14位ズウォレと対戦。10人の相手に1-2で敗れて2試合ぶりの黒星を喫したが、ヨーロッパリーグ(EL)予選2回戦出場を懸けたプレーオフ圏内8位は維持した。小林は移籍後リーグ戦29試合連続でスタメン出場し、90分間プレーしている。

 ヘーレンフェーンは第32節終了時点で9位ヘラクレスと勝ち点3差の8位。EL予選2回戦出場への1つの椅子を懸けたプレーオフは、リーグ戦4位から7位のチームが対象だが、6位のフィテッセがKNVB杯(オランダ国内杯)を制してELにストレートインで出場できる権利を得ているため、ヘーレンフェーンは繰り上げでプレーオフ圏内に出場できる位置にいる。

 このまま残り2試合でプレーオフ出場権を手中に収めたいヘーレンフェーンは、前半18分にズウォレのDFワシム・ブーイが一発退場したことで序盤に数的優位となった。だが、先制したのは10人のズウォレ。同29分にペナルティアーク内の直接FKからキッカーのMFダニー・ホラが右足でゴール左隅に沈め、1-0とした。

 小林は相手の退場後から高い位置にポジションを取ってボールを要求する場面が目立ち、前半40分には左サイドのMFペッレ・ファン・アメルスフォールトからのパスを敵陣中央で受け、素早くターン。そのままドリブルで攻め上がり、前方のFWレザ・グーチャンネジャドのマークが自分に食いついたところで、すかさずグーチャンネジャドにつなぐ。今度はフリーのグーチャンネジャドに相手DFの注意が向き、小林はノーマークでPA内に走り込んでリターンを待つが、チームのエースは左足のシュートを選択。しかし、相手GKに右足で防がれた。

 ズウォレは1-0で前半を折り返すと、後半2分に追加点を奪取。ヘーレンフェーン守備陣の軽率な対応を見逃さず、前半に途中出場していたFWクイーンシー・メニヒが右足で流し込んで2点差とした。

 ヘーレンフェーンは後半アディショナルタイム5分、左サイドのDFルーカス・バイケルからの折り返しをPA内中央のグーチャンネジャドが左足で押し込むが、1-2で試合終了。他会場で勝利した9位ヘラクレスに勝ち点43で並ばれながらも得失点差で8位に踏みとどまり、プレーオフ出場権の行方は、14日にホームで行われる最終節NEC戦に委ねられることになった。


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