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アンリ、去就に揺れる古巣の3名について言及「FA杯決勝後に全てがはっきりする」

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ティエリ・アンリアーセン・ベンゲル監督

 アーセナルのレジェンド、ティエリ・アンリ氏は、去就に揺れるアーセン・ベンゲル監督と今夏の退団がうわさされるFWアレクシス・サンチェスとMFメスト・エジルについて『スカイスポーツ』で語っている。

 今シーズン終了後にアーセナルとの契約が満了となるベンゲル監督の来シーズン以降の去就はまだはっきりとしていない。一方、残り12カ月の契約を残すサンチェスとエジルの移籍に関する話題は過熱しており、今夏での退団もささやかれている。

 古巣に関するさまざまな憶測が飛び交う中、アンリ氏は「多くの人がアーセナルの将来に関して話をしている。それに何人かは『私にアーセンは来シーズンも残るのか』と尋ねてくる。そのたび私は“そうだ”と言っている。なぜなら彼が去るとしたら、すでにそう言っているはずだ。だから彼はここに残ると思っている」と20年ぶりにチャンピオンズリーグ出場を逃したものの、恩師の続投を予想し、以下のように続けた。

「首脳陣はアーセンと他の選手の状況をはっきりさせたいと思っているはずだ。もしこのことが明確になれば、サポーターはもう少し安心できると思う。誰もがいろいろな意見を持っているが、彼らが決断するまで何が起きるのか全く分からない。FA杯のファイナルが終わるまで何かが発表されることはないはずだ」

 また、今シーズンの全公式戦で29ゴールを挙げたサンチェスに関して「彼の残留を願っているが、彼はチャンピオンズリーグで優勝する強い希望を持っている。彼はチャンピオンズリーグに出場できないアーセナルではなく、出場できるクラブへの移籍を望んでいると思う。まだ彼がどこかに行くとは聞いていない。しかし、彼はもうじき28歳か29歳になり、時間は止まらないことをわかっている」と今夏での退団を示唆した。

 一方で、「彼がアーセナルで成功できると信じている。しかし来季にはチャンピオンズリーグもない。すぐに成功できないと感じれば、彼はさらに何年か待たなければならないし、もちろんその後もクラブが大きな成功を収められる保証はない。今夏何かしら起きるかもしれないが、彼はチームにとって必要不可欠な存在だ」とサンチェスの残留を強く求めた。

 最後にアンリ氏は、パフォーマンスの安定しない司令塔のエジルに関してコメントを残している。

「メスト・エジルのようなビジョンを持って試合をコントロールできる選手は誰一人としていない。しかし彼は毎試合そのようにプレーできているわけではない。これが彼の改善すべき点だ。昨シーズンもアシストを重ね、素晴らしいプレーを披露してきたが、良い終わり方ができかった。今シーズンも一貫性を欠いたパフォーマンスだったと思う。彼は世界最高の能力を持った選手の一人として周知されているが、継続的にそのタレントを発揮できていない」


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