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HSV伊藤達哉、観衆に続きフロントのハートも鷲掴み…クラブのSDがプロ契約提示を示唆

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HSVは伊藤達哉にプロ契約を提示か

 ハンブルガーSV(HSV)は、クラブの2軍に所属のFW伊藤達哉にプロ契約を提示するようだ。イェンス・トッドSD(スポーツディレクター)が「話し合いを進めている」と明かした。

 先月30日に行われたブレーメンとの“ノルトダービー”(北のダービー)でトップチームでのスタメンデビューを飾った伊藤。52分にはふくらはぎが両方ともつってしまったため、交代を強いられるも、それまで披露した左サイドで堂々と仕掛けるプレーはすぐさま観客を魅了した。

 マルクス・ギスドル監督も試合後、「イトウは我々のプレーを信じられないほど活性化した。この試合でファンのお気に入りの選手にもなったようだね」と称賛の言葉を口にしていた。そしてそのダービー戦で観衆の心をつかみ、地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』曰く「フォルクスパーク(HSVの本拠地)を征服した」20歳のウィングのプレーはトッドSDをも説得した模様だ。

「最高だったね、彼には本当に楽しまされた」と語る同SDは、「彼とは話し合いを進めている」と新契約を用意していることを明かし、伊藤を今後正式にトップチームに引き上げる考えを示唆。2015年夏に柏レイソルユースからHSVの下部組織に渡った伊藤だが、クラブとは育成選手として2018年までの契約を結んでいる。つまり、HSVとの交渉がまとまれば、初めてのプロ契約を交わす格好となる。

 まだ1部でのプレーに馴染む体づくりが必要と見られる伊藤だが、クラブのフロントはその将来性を確信している模様。『ビルト』が伝えるように、同選手はここ数年不振が続く名門の未来を支える選手の1人となるかもしれない。

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