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18歳エンケティアって誰?アーセナルが“救世主”の2発で2部ノリッジとの延長戦を制す

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途中出場のエドワード・エンケティアが2ゴールでアーセナルを救う

[10.24 カラバオ杯4回戦 アーセナル2-1(延長)ノリッジ]

 カラバオ杯(リーグ杯)4回戦が24日に行われ、アーセナルはホームでノリッジ(2部相当)と対戦し、延長戦の末に2-1で競り勝った。

 アーセナルは、22日のプレミアリーグ第9節エバートン戦(5-2)からスタメン全員を変更。プスカッシュ賞を受賞したFWオリビエ・ジルやFWセオ・ウォルコットらの他、MFリース・ネルソン(17)、MFエインズリー・メイトランド・ナイルズ(20)といった若手も起用された。

 試合は前半34分にノリッジが動かした。MFジェームズ・マディソンのスルーパスで抜け出したFWジョシュ・マーフィーが右足ループを決め、アーセナル相手に先制点を奪った。

 アーセナルはボールを支配しながらも、3バック中央に入ったMFモハメド・エルネニーが裏を取られるなど、ノリッジに何度もチャンスを与えてしまう。それでも、GKマット・メイシーの好セーブなどで耐え凌ぐと、18歳の“救世主”がチームを救った。

 後半40分、ネルソンに代わってFWエディ・エンケティアがピッチに入ると、直後のセットプレーから同点に追いつく。左CKからニアのMFフランシス・コクランが頭でフリックし、エンケティアが右足で押し込み、試合は延長戦に突入した。

 さらに延長前半6分、エルネニーが左CKからゴール前に蹴り込むと、エンケティアがヘディングシュートを決め、2-1と逆転。延長後半には、DFマチュー・ドビュシがPA内でDFジェームズ・ハズバンドを倒してしまったが笛は鳴らず、そのままリードを守り抜いてアーセナルが逆転勝ち。苦戦しながらも準々決勝進出を決めた。

 チームを救った1999年5月20日生まれのエンケティアは、2015年にアーセナルの下部組織に加入。昨年9月にプロ契約を締結した。スピードをいかした裏への抜け出し、得点嗅覚に優れたストライカーは、今夏のプレシーズンツアーにも参加しており、9月28日に行われたヨーロッパリーグ(EL)のBATE戦でトップチームデビューを果たしていた。

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