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酒井高徳、7試合勝ちなしも指揮官への信頼を強調「チームと監督は完璧にフィット」

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DF酒井高徳は指揮官への信頼を強調

 ハンブルガーSVの主将を務める日本代表DF酒井高徳は、マルクス・ギスドル監督への厚い信頼を語った。ドイツ紙『ビルト』が報じている。

 ハンブルガーSVは今季開幕2連勝を記録し上々なスタートを切るも、その後の7試合で得た勝ち点は「1」。降格圏内の16位に低迷している。だが、「状況は良くないですし、オブラートに包んで話しても意味がないです」と認めるキャプテンは、第9節バイエルン戦(0-1)でチームが見せたファイトを振り返り、このように続けた。

「ただ、バイエルン戦を見た誰もが、このチームにどれほどの熱がこもっているのかも見られたはずです。僕たちはチームとしてものすごく団結しています」

 この試合で酒井をボランチに起用したギスドル監督だが、その手腕には疑いがない。

「彼はとても優れた監督です。昨季、僕たちを救ってくれたからそう言うのではありません。彼のサッカーに関する知識はとてつもなく、僕たちを試合に向けて正しく調整してくれていますし、チームと監督は完璧にフィットしています」

 酒井はまた、ここ数試合にはトップチームの試合に出場し続けているFW伊藤達哉についても触れた。本来はクラブの2軍でプレーする若手について「達哉はハンブルクで素晴らしい成長を見せていますが、彼にはまだ時間が必要です。地に足をつけていかなければいけません」とアドバイスを口にした。

「ドイツに来てからほぼ毎日僕の家にいますよ。僕にはすでに2人の弟がいますが、達哉は3人目の弟のような存在ですね。サッカーに関してのサポートだけではなく、彼に生きるにあたっての価値観も伝えようとしています」

 “ハンブルガーSVの希望”としてまでファンや地元メディアに期待される伊藤。サッカー選手としてのキャリアに限らず、人生経験にあたってもブンデスリーガ初の日本人キャプテンから学べるものが多いかもしれない。

 なおハンブルガーSVは28日に行われる次節ではヘルタ・ベルリンとアウェーで対戦。チームはバイエルン戦で見せた復調を維持できるのかが注目されるところだ。

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