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注目の一戦はチェルシーに軍配!モラタの決勝点でマンUに競り勝つ

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決勝点を決めたアルバロ・モラタ

[11.6 プレミアリーグ第11節 チェルシー1-0マンチェスター・U]

 プレミアリーグ第11節が6日に行われ、スタンフォード・ブリッジではチェルシーマンチェスター・ユナイテッドが対戦。後半10分のFWアルバロ・モラタの先制点を守り抜いたチェルシーが1-0で勝利した。チェルシーは3連勝、ユナイテッドは今季2敗目を喫した。

 10月31日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)ローマ戦で0-3と惨敗したチェルシー。その試合から3人を入れ替え、MFエンゴロ・カンテが負傷から復帰し、DFダビデ・ザッパコスタとDFアンドレアス・クリステンセンが先発に名を連ねた。一方でDFダビド・ルイスはメンバー外となっている。

 対するユナイテッドは、31日のベンフィカ戦で欧州CLグループリーグ4連勝とし、決勝トーナメント進出に王手をかけた。その試合のスターティングメンバーから6人を変更し、FWマーカス・ラッシュフォードやMFヘンリク・ムヒタリアン、MFアントニオ・バレンシアらが起用された。

 前半はボール支配率57%、シュート数11本(うち枠内4本)とチェルシーが押していた。前半7分、左サイドからMFマルコス・アロンソが鋭いクロスを入れると、モラタのマークについていたDFフィル・ジョーンズが自陣ゴールネットを揺らしたが、モラタのファウルで得点は認められず。

 チェルシーは、ユナイテッドの堅い守備を前に遠目から果敢にシュートを放ち、前半18分には右からカットインしたMFエデン・アザールが強烈な左足シュート。ユナイテッドDFがブラインドとなっていたが、GKダビド・デ・ヘアの好セーブに遭い、先制とはならなかった。

 一方のユナイテッドは珍しく立ち上がりから果敢に仕掛けた。前半8分、右サイドで形を作り、FWロメル・ルカクが左サイドに展開してイングランド代表復帰を果たしたMFアシュリー・ヤングが絶妙なクロスを供給。ラッシュフォードが飛び込んだが、GKティボー・クルトワが目に入ったのか、ヘディングシュートは枠の上に外してしまう。その後は守備に重点を置き、チェルシーに決定機らしい決定機を作らせなかった。

 均衡が破れたのは後半9分だった。チェルシーはDFセサル・アスピリクエタが敵陣中央あたりからゴール前にクロスを入れると、モラタのドンピシャヘッドがゴール右隅に突き刺さり先制点。今季、猛威を振るうアスピリクエタとモラタの“ホットライン”から試合を動かした。

 まずは同点に追いつきたいユナイテッドは、後半18分にムヒタリアンとP・ジョーンズを下げ、MFマルアン・フェライニとFWアントニー・マルシャルを投入。高さをプラスしたが、フェライニがボールコントロールを誤る場面が何度か見られ、MFティエムエ・バカヨコに決定的なシュートも打たれた。

 さらに後半33分にMFジェシー・リンガードを投入したユナイテッドは、42分にPA手前からラッシュフォードが右足を一閃。決まったかと思われたが、わずかにゴール左に外れる。45分には、DFエリック・バイリーがゴール前に放り込んだロングパスをフェライニが胸でおさめて右足ボレー。決定機だったが、GKクルトワの好セーブに阻まれる。試合はそのままタイムアップ。1点を守り抜いたチェルシーが注目の一戦を制した。

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