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マルセイユ指揮官が酒井宏樹に要求する2つの課題「ディティールが勝敗を分ける」

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マルセイユDF酒井宏樹

 マルセイユを率いるルディ・ガルシア監督が、DF酒井宏樹に対して2つの注文を行っている。フランス『La Provence』が報じた。

 酒井は昨夏、マルセイユへ加入すると、すぐにチームにとって無くてはならない選手へと成長した。今シーズンもここまでリーグ戦13試合に出場している。それでもガルシア監督は、昨シーズンから続いて酒井にさらなる要求を行っているという。

 一つは言語についてだ。指揮官は「何か尋ねるたびに酒井は笑顔を見せている」とフランス語の理解度に一定の満足感を見せるが、さらなる上達が選手としての成長も左右すると考えているようだ。

「記者会見では二単語でも喋ればいいだろう。しかし、ディティールが勝敗を分けるので、もっと学ぶことが重要だ。我々は彼がどれほど理解しているかチェックしているし、それが次のステップになるだろう。ただし要求しすぎてもいけない。我々が日本に行ったら、同じことが起きるだろうしね」

 また、指揮官がもう一つ口にした課題はファイナルサードでの精度だ。守備面ではファイターとしてチームを支える酒井だが、サイドバックとしてゴールやアシストの数字は少々物足りないものとなっている。

「成長しているが、ラストパスやフィニッシュの精度はまだ改善の余地がある。彼は『ゴールを決めてもいい』と言われている。彼には監督の指示やアドバイスを尊重する文化があるからね。守備での貢献を続けながら、攻撃面でより効果的になってほしい。もっと良くなれると思うんだ」

 酒井の働きに満足しつつ、要望も口にした指揮官。酒井に対して大きな期待を抱いていることは間違いない。


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