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バイエルン会長、ハインケス続投発言の理由は?“本命”の招へいまでのつなぎ役を希望か

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バイエルンを率いるユップ・ハインケス監督

 バイエルンのウリ・ヘーネス会長は先日、ユップ・ハインケス監督が2019年までチームに残る希望を口にしていた。ドイツ紙『ビルト』によると、その発言の裏にはクラブが2018-19シーズンから次期監督を務められる人材を見つけられていない現状があるという。

 ヘーネス会長は先日、今季いっぱいの条件で監督業に復帰したハインケス監督について「より長く続けることも想像できる」と発言。それを受けた指揮官は「ウリが何故そういうことを言ったのか理解できない。(2018年)6月30日までの話で合意に至ったはずだ」と首をかしげた。

 どうやらヘーネス会長は、ハインケス監督が決断を再考することを狙っているようだ。『ビルト』によれば、バイエルン幹部は次期監督候補として伝えられてきたトーマス・トゥヘル氏の“人間性”、ヨーロッパリーグでグループ敗退を喫したホッフェンハイム率いるユリアン・ナーゲルスマン監督の“実力”、に疑問を抱いており、人選が難航しているという。

 そのため、ヘーネス会長は2019年に招へい可能な指揮官が現れるまで、ハインケス監督につなぎ役を務めて欲しい模様。同会長が考える次期監督の本命は、ドイツ代表を率いるヨアヒム・レーブ監督とのことだ。2018年ロシアW杯後、1年間の休養を過ごさせて、その後にクラブに迎える希望のようだ。

 一方でレーブ監督本人は、バイエルンを指揮する可能性について、以前に「現時点ではまったく検討する価値がない」とコメント。「W杯が近づいており、ドイツサッカー連盟とも2020年までの契約を残している。今はW杯以外のことについて何も考えていない」と強調していた。

 すでにプランを実行に移したと見られるヘーネス会長。ハインケス監督との契約延長にこぎ着け、そして2019年夏にレーブ監督を招くことはできるのだろうか。

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