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「自分のシュート力は分かっている」香川、咄嗟の判断で芸術アシスト

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決勝点をアシストしたMF香川真司

[12.16 ブンデスリーガ第17節 ドルトムント2-1ホッフェンハイム]

 ブンデスリーガは16日、第17節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでホッフェンハイムと対戦し、2-1で逆転勝ちした。ペーター・シュテーガー新監督就任後、2連勝。中断前ラストゲームを勝利で飾り、香川は「何が何でも勝ちたかった」と胸を撫で下ろした。

「(年内の)ホーム最後の試合でファンもこれだけ応援してくれて、クリスマス前で盛り上がっていたし、ああいう雰囲気は勝たないと味わえないので本当に良かった」

 前半21分に先制を許す苦しい展開。それでも「精神的なところで後手になったり、ミスを恐れるというのは今のチーム状況を考えたらしょうがないし、前半を0-1で終えることは想定内だった」と焦ることはなかった。

 すると0-1で折り返した後半17分、FWピエール・エメリク・オーバメヤンのスルーパスに反応したFWアンドリー・ヤルモレンコがマイナスに戻したところに香川が走り込み、PA内でDFシュテファン・ポシュに倒された。「みんなが良い距離感で、少ないタッチでできたので、僕も自然とゴール前に入っていけた」という鮮やかなコンビネーションから獲得したPK。これをオーバメヤンが決め、1-1の同点に追いついた。

「1点を取ることによってチームの雰囲気はさらに上がっていったのかなと思う」。試合終了間際の後半44分、PA手前でボールを持った香川がゴール前に狙い澄ましたスルーパス。フリーで走り込んだFWクリスティアン・プリシッチはワントラップでGKをかわし、左足で無人のゴールに蹴り込んだ。

「シュートを打とうと思ったけど、自分のシュート力は分かっている。遠かったし、相手も来ていたので」。香川の2試合ぶり今季2アシスト目で2-1と逆転に成功。チームを2連勝に導く劇的な決勝点をアシストし、「より可能性を上げるために、ダイアゴナルで出せば相手は付いてこれないので、それが結果につながったことは良かった」と胸を張った。

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