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長友佑都、やはり今夏のインテル復帰はなし?資金捻出のため放出候補に

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ベルギー遠征中のDF長友佑都

 ガラタサライにレンタル加入している日本代表DF長友佑都は、所有元であるインテルの資金捻出のためにシーズン終了後に放出される可能性があるようだ。イタリア紙『トゥット・スポルト』が報じている。

 長友は今冬、6月に開催されるロシアW杯を見据え、出場機会を求めてトルコ移籍を決断。加入直後から新天地に適応すると、左サイドバックに定着して指揮官の信頼を勝ち取った。ガラタサライは元インテルDFの完全移籍を希望する一方、買い取り金のつり上げを警戒し、代役の確保にも動いている。

 だが、長友の去就にはインテルの内部事情も影響するようだ。インテルは昨夏、バレンシアからDFジョアン・カンセロを獲得。冬にはバルセロナからMFラフィーニャ・アルカンタラが加入した。若手の両選手は、ルチアーノ・スパレッティ指揮下で欠かせない存在に成長。しかし、いずれも今シーズン限りの期限付きで加わっており、インテル首脳陣は買い取りを検討し、そのために資金の調達が必要となる。

 バルセロナはラフィーニャの買い取りに3500万ユーロ(約45億円)およびボーナス300万ユーロ(約4億円)を要求。値下げには応じない見込みだという。一方、カンセロに関しては、バレンシアからMFジョフレイ・コンドグビアとのトレードで加入しており、元インテル選手との差額にあたる1000万ユーロ(約13億円)を支払わなくてはならないようだ。両選手買い取りのためには、レンタル期間が終了する6月末までに総額4500万ユーロ(約58億円)を準備する必要がある。

 その資金源として、ガラタサライにレンタル中の長友、MFマルセロ・ブロゾビッチ、FWエデルの3選手が挙げられている。クロアチア代表MFについては、移籍金2200~2500万ユーロ(約29~32億円)を想定。イタリア代表FWについては、1000万ユーロを超えるオファーを受け付ける見込みだという。長友についても、移籍市場で需要があると判断。インテルの希望額は700万ユーロ(約9億円)とされているが、ガラタサライがミラノのクラブの希望額を受け入れることは難しいと見られている。今後の動向は注目されるところだ。

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