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『王国』に帰ってきたイスコ…相手サポーターからスタンディングオベーション

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ゴールを決めた後、古巣サポーターに手を合わせるMFイスコ

 リーガエスパニョーラ第32節のマラガ戦で、華麗なFK弾を含む1ゴール1アシストを記録したレアル・マドリーMFイスコ。後半途中、交代でピッチを退く際には、敵地の観客からスタンディングオベーションを受けていた。

 イスコは15日に行われたマラガ戦の前半29分、ゴール正面で獲得したFKを右足で蹴り出すと、ボールは鋭いカーブの軌道で壁を越えてゴール左下に吸い込まれた。さらに後半18分、MFカゼミーロの得点をアシスト。1ゴール1アシストでマン・オブ・ザ・マッチ級の働きを見せた。

 すると後半27分、交代ボードに背番号22が映し出されると、敵地のサポーターから大きな拍手が向けられた。プレーに対する賞賛もあっただろうが、それだけではない。イスコは2011~13年、このマラガに所属。11-12シーズンにはクラブを4位に導き、12-13年は史上初の欧州CLに導いた躍進の立役者となっていた。

 イスコはこの日、2得点に絡みはしたものの、派手に喜ぼうとはしなかった。現地メディア『マルカ』は「彼はアンダルシアのクラブで素晴らしい時を過ごした。ファンは彼がここに戻ってきたとき、いつも思い出す」と報道。さらに『アス』は当日の朝刊に「イスコ王国」と見出しを打った。

 ビッグ・イヤーがかかるシーズン終盤に向けて、そしてスペイン代表としてのロシアW杯に向けて、25歳の“魔法使い”にとってはこれ以上ない激励となったことだろう。

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