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「モウリーニョは大音量の音楽。ナカタは読書」ムトゥ、現役時代の試合前を振り返る

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パルマ時代の中田英寿

 元ルーマニア代表FWで、現在はルーマニア1部ヴォルンタリの指揮官を務めるアドリアン・ムトゥが26日、ルーマニアメディア『Telekom Sport tv』のインタビューに応じ、現役時代のエピソードを明かした。

 今月から母国のヴォルンタリで監督に転身したムトゥは現役時代、ユベントスやフィオレンティーナなど主にセリエAを舞台に活躍。短期間ながらもチェルシーでは、“スペシャル・ワン”ことジョゼ・モウリーニョの指示を仰いだ。

 スポーツ選手が競技前に音楽を聴く姿は度々見られる光景だが、元ルーマニア代表FWはチェルシー在籍時、モウリーニョが選手を鼓舞するためにロッカールームで大音量の音楽を流していたことを明かしている。

「特にチャンピオンズリーグでは、プレッシャーも大きいので、試合前に選手が音楽を聴くのは普通だと思う。サッカーでは常にプレッシャーがかかるものだ。例えばモウリーニョは、試合前に“気合が入るから”という理由で、いつも音楽の音量をマックスにしていたよ」

 一方、対照的だったのはイタリア人指揮官のクラウディオ・ラニエリ。ロッカールームでは静けさが求められた。

「彼の下ではまったく静かだよ。試合まで、選手それぞれの集中の仕方を尊重していて、音楽を聴きたい者はイヤホンを使わなければならなかった」

 またムトゥは、パルマで同僚だった元日本代表の中田英寿氏のロッカールームでの過ごし方にも言及。「ナカタはピッチに上がる前、読書をしていたよ」と明かしている。

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