マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、十分に補強が進まない中、「難しいシーズンになる」とクラブに忠告した。

　昨シーズン、首位マンチェスター・シティに勝ち点19の差をつけられて独走を許したマンチェスター・Uは今夏、早々からブラジル代表MFのフレッジ、ポルトガルの若手ディオゴ・ダロットらを獲得。しかし、モウリーニョ監督はハリー・マグワイアやトビー・アルデルワイレルトらディフェンス陣の補強を熱望するも進展せず、大きな不安を抱えた状態で新シーズンを迎えることになりそうだ。

　そして5日、補強が進まないことに苛立つモウリーニョ監督は『MUTV』で「私のCEO(エド・ウッドワード氏)は長期間にわたり私が希望していることを知っているはずだ。彼がベストを尽くしていることも理解している。私にはまだ数日ほど待つことのできる時間がある」と不満を口にした。

　一方で、マンチェスター・Uとは対照的にリバプールは着実に補強を進める。ブラジル代表守護神のアリソン、ブラジル人DFのファビーニョ、スイス代表MFのジェルダン・シャキリを獲得するなどシーズン開幕を迎える準備が整う。これを受け、モウリーニョ監督はライバルチームとの差に危機感を覚えているようだ。

「チェルシーやトッテナム、マンチェスター・シティのように他のクラブは非常に強く、すでに素晴らしいチームを有している。また、リバプールのように巨額の資金を投じて、全てのものや全ての選手を買っているクラブもある」

「だから仮に我々が今よりも良いチームを作れなかった場合、我々は難しいシーズンを送ることになるだろう」

　マンチェスター・Uは、10日にレスター・シティとのプレミアリーグ開幕戦を迎える。

---

●プレミアリーグ2018-19特集