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試合中の心臓発作から1年…アヤックス若手MFヌーリが昏睡状態から回復、家族とコミュニケーションも

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MFアブドゥルハーク・ヌーリが昏睡状態から目覚めた

 約1年前、練習試合中に心臓発作で倒れたアヤックスのMFアブドゥルハーク・ヌーリが昏睡状態から目覚め、家族とコミュニケーションが取れるまで回復したことが分かった。『ESPN』など複数メディアが伝えている。

 2017年7月8日に行われたブレーメンとのプレシーズンマッチに出場したヌーリは試合中に心臓発作を起こしてピッチに倒れこみ、病院に緊急搬送された。一命は取り留めたものの、クラブは「脳に深刻かつ恒久的なダメージを負った」と発表。事故から1年以上昏睡状態に陥っていた。

 ヌーリの兄アブドゥラヒム氏はオランダ放送協会『NOS』の取材に応じ、「以前よりもずっと良くなってきた。神経の状態は回復しているけど、身体的には退化している。動けないのは事実だ。一日中ベッドに横になっている」と、弟の容体を説明した。

 また、アブドゥラヒム氏はヌーリが時折ベッドを離れ、現在は家族とコミュニケーションを取るまで回復していることも明かしている。

「時々、ベッドから出て車椅子に座っているよ。以前よりも大変だけどね」

「今はコミュニケーションが取れるけど、以前はできなかったよ。ずっと昏睡状態で、たまに目を閉じたり開けたりするだけだった。12、1月からは徐々に意識を取り戻して、少しコミュニケーションが取れるようになったんだ。何かを尋ねると、彼が口を開けたり眉を動かしたりする。それが今の僕たちのコミュニケーションだ」

 今年6月、アヤックスはヌーリが倒れた後にピッチ上で行われた治療が「不十分」だったと責任を負う声明を発表している。

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