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EURO2024開催を目指すドイツ連盟会長「“エジル事件”は招致活動に影響はない」

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尾を引くメスト・エジルの代表引退

 EURO2024の招致に動くドイツサッカー連盟(DFB)だが、ラインハルト・グリンデル会長はメスト・エジルの代表引退が影響することはないと語っている。英『スカイスポーツ』が伝えた。

 世界的な話題となったエジルのドイツ代表引退。29歳MFは、W杯前にトルコのエルドアン大統領と写真を撮ったことについて「政治的意図はない」と強調する声明を出すと、その数時間後にはその写真に関するドイツメディアでの報道やDFB、一部のスポンサーの対応を批判する内容の文書を投稿。最後にはグリンデル会長や一部のファンからの人種差別的な扱いを訴え、代表からの引退を表明している。

 この衝撃的な発表は世界各国で大きく報じられ、グリンデル会長も「人種差別的な攻撃に対して立場を明確にするべきで、エジルを守るべきだった。申し訳なく思う」と声明を発表している。

 DFBへの批判も相次いでるが、グリンデル会長は今回の騒動がEURO2024の招致に影響はないと語っている。

「DFBもUEFAの人間も私のことはよくわかっている。(EUROの招致を)視野に入れることができるという、非常に深い信頼を得ているよ。招致活動に影響はないと考えている」

 エジルの引退騒動は、トルコのエルドアン大統領と写真を撮ったことが発端だと言われている。グリンデル会長はこの件に関して、自身の価値観を守るという立場を明かしている。

「結局のところ、我々の選手が移民の背景を持っているかどうかは関係ない」

「もしドイツの選手が右翼の政治家と写真を撮ることがあれば、我々は同じように議論し、同じように反応するだろう」

「DFBは『リスペクト、フェアプレー、言論の自由、報道の自由』という価値観を掲げている。エルドガン大統領はその価値観を持っていないため、あの写真はファンを怒らせてしまった」

UEFAは、27日にEURO2024の開催地を決定する。
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