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「2年間で5774分だ」ラッシュフォード起用方法が議論に挙がる中、モウリーニョがメディアに苦言

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ジョゼ・モウリーニョ監督がメディアに苦言

 マンチェスター・ユナイテッドジョゼ・モウリーニョ監督は、メディアに対してFWマーカス・ラッシュフォードへの待遇に問題はないと強調した。

 先日に行われたイングランド代表の国際親善試合で2試合連続ゴールを奪ったラッシュフォードだが、所属するユナイテッドでは十分なインパクトを残せていない。これを受け、アラン・シアラー氏やジェイミー・キャラガー氏は成長するために新天地を求める必要があると移籍を促す発言を残していた。

 2016年にモウリーニョ監督がユナイテッドの指揮を執って以降、ラッシュフォードの出場機会は限定的と考えられており、今季は3試合に出場するも先発は1試合のみ。しかし、15日のワトフォード戦前の会見で、同選手の待遇について問われたポルトガル人指揮官は起用法に問題はないと強調した。

「2016-17シーズン、マーカスはプレミアリーグで32試合、ヨーロッパリーグで決勝戦を含めた11試合、FAカップで3試合、リーグカップで決勝を含めた6試合、それにコミュニティーシールドにも出場した。彼は53試合に出場して、3068分プレーした。90分に換算すると34.2試合分だ」

「2017-18シーズンはプレミアリーグで35試合、チャンピオンズリーグで8試合、FAカップで5試合、リーグカップで3試合、UEFAスーパーカップにも出場した。52試合で2676分プレーして、90分に換算すると29.7試合分だ。私が指揮した2シーズンで、105試合で5774分プレーして、90分換算で63.7試合分、それに5度のファイナルを戦った」

 さらに、モウリーニョ監督はメディアへの皮肉を続ける。「土曜日にマーカスを起用しなかったら日曜日にバッシングを受けることを容易に想像できる。なぜなら君たちは常に私のことで頭がいっぱいだ。朝起きて最初に考えるのはジョゼ・モウリーニョのことで、マーカスをプレーさせなかったら翌日に私は相当な非難を受ける。ただ、今回は私の過ちではない。彼は出場停止だ。だから、彼が前節に退場になって今節に起用できないことを君たちは頭に入れておくべきだ」

「マーカスはケガや出場停止ではない限り、メンバーから外れたことは1回もない。彼もこのことを理解しているし、これが最も重要なことだ。人生にはもっと楽しいことがあるのに、朝起きてまず考えるのがジョゼ・モウリーニョとマンチェスター・ユナイテッドのことばかりの君たちに同情する」

 また、他クラブの選手の名前も出して、自身の正当性を強調した。「マーカスはドミニク・ソランケではないし、ルベン・ロフタス・チークでも、ドミニク・カルバート・ルインでもない。彼はマーカス・ラッシュフォードだ。マンチェスター・ユナイテッドの選手で、信じられないような試合数をこなし、信じられないような時間ハイレベルな大会でプレーしている」

「マンチェスター・ユナイテッドのサポーターは、マーカス、ルーク・ショー、ジェシー・リンガード、それにスコット・マクトミネイがチームで上手くやっていることを知るべきだ」

 前節にレッドカードを提示されたため、15日のワトフォード戦にラッシュフォードは出場できないが、19日に行われるUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のヤングボーイズ戦ではピッチに立つことが見込まれる。

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