ドルトムントに所属するMF香川真司は、31日に行われるDFBポカール2回戦(ドイツ国内杯)のウニオン・ベルリンとのホームマッチで公式戦復帰を果たすかもしれない。ルシアン・ファーブル監督はこの一戦に向けた記者会見で同選手の状態について話している。

　ファーブル体制の下ではこれまでリーグ戦2試合、UEFAチャンピオンズリーグ戦1試合の出場にとどまる香川。10月に入ってから足首の問題より離脱を強いられ、先日全体練習に復帰するも28日のブンデスリーガ第9節ヘルタ・ベルリン戦(2-2)ではメンバー入りが見送られていた。

　スイス人指揮官は香川の状態を実際のところどう見ているのだろうか。30日の会見で「過密日程のなか、練習も少ない状況でメンバー入りを果たせなかったシンジ・カガワはどうやってアピールできるのか」と地元紙の記者に問われると、次のように返答した。

「彼がメンバーに含まれなかったのは、長い間ケガをしていたからだ。彼は2～3週間も負傷で離脱していたのだからメンバーに入らなかった。だが、その前はメンバーに入っていたよ。ここ最近は何度かチームとの練習に参加している。状態は良くなって、もう負傷から回復しているよ。明日の試合に関しては様子を見よう」

　ドルトムントの攻撃陣ではドイツ代表MFマルコ・ロイスは今季途中交代となった1試合を除き全試合にフル出場。明言を避けるファーブル監督だが、トップ下での出場が続く主将を温存するためにも、ブンデスリーガ2部ウニオンとの今季無敗同士の対決では代わりに香川を送り込むことになるのだろうか。

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