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アンチェロッティが語るバイエルンでの解任「哲学のぶつかり合い」大泣きした子供時代も

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過去を語るカルロ・アンチェロッティ監督

 ナポリの指揮官カルロ・アンチェロッティが6日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、ユベントスとのスクデット争いや、過去のエピソードについて語った。

 今シーズンからアンチェロッティが指揮を執るナポリは現在、8連覇を目指す首位ユベントスと8ポイント差で2位につける。ナポリの名将はスクデット獲得が不可能ではないと捉えている。

「ユーベは非常に強く、継続性もある。だが到達不可能ではない。私のサッカーキャリアにおいて、これまで無敵のチームに出会ったことはない。もちろん、ユーベと足並みを揃えていくには奇跡を起こさなければならない。ナポリの中盤はイタリアで最強だ。レベルの高い6人のミッドフィルダーがいる。我々は非常に競争力が高い」

 ところでアンチェロッティは2017年9月、バイエルンにおいて、キャリアで初めてとなる解任処分を受けた。ナポリ指揮官は当時を振り返った。

「哲学のぶつかり合いだった。クラブはその構造や哲学を変更することを望まず、選手の世代交代を進めることも考えていなかった。私は今、(ナポリで)その仕事をしているよ」

 続いてナポリ指揮官は、インテルファンだった子供時代のエピソードを明かした。

「初めてインテルの試合を見たのは1970年のことだった。父が試合のあったマントバへ連れて行ってくれたのだが、チケットが買えなかった。父から『家へ帰ろう』と言われた。だが、『何で家に帰るんだよ!ここにいよう』と私は答えて、スタジアムのゲートの前に居座って大泣きを始めてしまった。前半が終わると、入り口の係員が『泣き止んだら中に入れてやるよ』と声を掛けてくれた。インテルは6-1で勝ったのだが、前半は0-0だったので全部のゴールを見ることができたよ」

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