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ベトナム国内の盛り上がりは最高潮…国営TVの日本戦広告料はロシアW杯決勝並みに

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アジアカップで躍進を見せるベトナム

 アジアカップ2019は24日に準々決勝が開催。日本代表とベトナム代表が対戦する。ベトナムにとっては史上初のベスト4進出が懸かる重要な一戦。ベトナム国内の盛り上がりは最高潮に達しているようだ。

 グループリーグでイラン、イラク、イエメンと同組に入ったベトナムは、1勝2敗の3位で突破。ラウンド16ではB組を首位で通過したヨルダンをPK戦の末に退け、2007年大会以来3大会ぶりの8強入りを決めた。

 代表チームの躍進にベトナム国内も大きな盛り上がりを見せているようだ。ベトナムメディアの『soha』は、ベトナム国営VTVの日本戦の広告料が「天井知らずの上昇を見せている」と伝えた。

 同メディアによると準々決勝の広告料は、30秒あたり8億ベトナムドン(約380万円)で、これは、国営TVのロシアW杯決勝での広告料とほぼ同額ということ。昨年のAFFスズキカップ準決勝で記録した4億ベトナムドン(約190万円)の広告料より2倍ほど高くなった。ベトナム国内の日本戦への関心が高いことが分かる結果となった。

 なお、ベトナム歴代最高の広告料は、そのスズキカップ決勝で30秒あたり9億5000万ベトナムドン(約450万円)だった。同代表は決勝でマレーシアを下し、10年ぶりの優勝を達成している。

 また、決戦を控えた代表チームにベトナムのグエン・スアン・フック首相が、「激励のメッセージを送った」とベトナム複数メディアが伝えている。

「ベトナム代表チームが準々決勝に進出したことは非常に素晴らしい。今回の大会の目標を達成しただけでなく、サッカーファンの心を捉えた」と称賛。また同首相は「強い自信を持ち、最善を尽くして、ベトナムの精神を続け見せてほしい」と激励したという。

 首相もメッセージを送るなど、国をあげて声援を送るベトナム。日本はその熱気に飲み込まれぬよう、最善の注意を払って試合に臨む必要がありそうだ。

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