beacon

メッシが怪我押して出場も…5季ぶり“国王杯クラシコ”はドローで第2戦へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

怪我を押して出場したバルセロナFWリオネル・メッシ

[2.6 コパ・デル・レイ準決勝第1戦 バルセロナ1-1R・マドリー]

 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝でバルセロナレアル・マドリーのエル・クラシコが実現した。第1戦は6日、4連覇王者バルセロナの本拠地カンプ・ノウで行われ、1-1の引き分け。決勝進出をかけた第2戦は27日、マドリードのサンティアゴ・ベルナベウで開催される。

 コパ・デル・レイでのエル・クラシコはR・マドリーが最後に頂点に立った2013-14シーズンの決勝以来5年ぶり。ホームのバルセロナはリーガ・エスパニョーラ第22節バレンシア戦(△2-2)で右足ふくらはぎに打撲を負ったFWリオネル・メッシがベンチスタート。その他はお互いにベストメンバーに近い布陣で臨んだ。

 前半6分、早くもR・マドリーがスコアを動かした。左サイドを突破したFWビニシウス・ジュニオールが斜めのクロスを送ると、ファー気味に流れたボールをFWカリム・ベンゼマが絶妙なトラップ。中央への折り返しにFWルーカス・バスケスがマークを振り切って飛び込み、ファーサイドネットに流し込んだ。

 徐々にペースを取り戻したバルセロナは前半20分、FWルイス・スアレスのスルーパスにFWマウコムが抜け出したがオフサイド判定。同33分にはMFイバン・ラキティッチのヘッドがクロスバーに直撃すると、同35分のスアレスのシュートはカップ戦出場が続くGKケイラー・ナバスのビッグセーブに阻まれた。

 その後は拮抗した展開が続く中、メッシの出場を求めるチャントも飛び出したが、後半12分にバルセロナが追いついた。DFジョルディ・アルバの突破はK・ナバスに阻まれ、無人のゴールを突いたスアレスのシュートはDFセルヒオ・ラモスが決死のカバー。しかし、PA右で拾ったマウコムが左足で叩き込んだ。

 バルセロナは後半18分、ついに負傷のメッシをFWコウチーニョに代わって投入。対するR・マドリーは同18分、MFマルコス・ジョレンテに代わってMFカゼミーロ、同19分にビニシウスを下げてFWガレス・ベイルを入れ、攻撃陣のテコ入れで劣勢の打開を試みる。

 R・マドリーは後半36分、自陣からのロングパスにカゼミーロが抜け出すと、バルセロナはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが飛び出して対応。セカンドボールを拾ったベンゼマがベイルに渡すも、無人のゴールへのシュートはパワーを欠いて届かない。そのまま最後までスコアは動かず、勝負の行方は同点のまま第2戦に委ねられた。

●コパ・デル・レイ2018-19特集

TOP