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F・トーレスがアトレティコで感じていた苦悩…「初めて退団したとき、自分が諸悪の根源だった」

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古巣での苦悩を語ったFWフェルナンド・トーレス

 サガン鳥栖FWフェルナンド・トーレスが、古巣アトレティコ・マドリーで感じていた苦悩を明かしている。

 アトレティコの下部組織で育ったF・トーレスは、同クラブがリーガ・エスパニョーラ2部で苦しんでいた2001年、17歳という若さでトップチームデビュー。以降、2007年にリバプールへと移籍するまで、チームの不動のエースに君臨し、在籍期間の序列を飛ばしてキャプテンマークすら巻いていた。

 だがF・トーレスは、若くしてチームの全権を握れるような状況に苦しみを感じていたという。『ユーロスポーツ』とのインタビューで、当時について次のように振り返った。

「初めてアトレティコを退団したとき、クラブが今みたいな本来の姿に戻ることにおいて、自分が問題になっていたと感じたんだ。それがきつ過ぎた」

「スタジアムのスタンド一区画を求めたとしたら、クラブは僕に与えてくれる。クラブの打撃になっていたこともあったかもしれない」

「あの頃のクラブには体制もプランも存在していなかった。フットボールでは選手一人ではなく、チーム周りからことに当たらなけれなならない。だから、諸悪の根源は自分だと感じていたんだ。僕が去ることは自分にとって、何よりもクラブにとって良いことだという理解があった」

 こうした考えからアトレティコを去ったF・トーレスは、リバプール、チェルシー、ミランを渡り歩き、2016年にディエゴ・シメオネ監督の到着によって「本来の姿」に戻った古巣に復帰。その際には不動のエースとはならず、熾烈なポジション争いに臨みながら徐々に出場機会を失っていったが、2018年にヨーロッパリーグ優勝を果たして同クラブでの念願の初タイトルを獲得。優勝直後、大々的な退団セレモニーによってクラブ、ファンから見送られ、鳥栖へと移籍している。

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