beacon

強盗扱いされても…フランス代表DF「幼少期、小銭を恵んでもらうために路上に立っていた」

このエントリーをはてなブックマークに追加

壮絶な過去を明かしたDFママドゥ・サコ

 クリスタル・パレスに所属するフランス代表DFママドゥ・サコが、自身の過去について語った。

 パリSGユースで育ったサコは、同クラブでのトップデビューから7シーズン過ごした後、2013年にリバプールに移籍。2016-17シーズンにレンタル移籍したクリスタル・パレスでは、翌シーズンから完全移籍した。

 フランス代表の各世代で招集され続け、2010年にフル代表でもデビューしたサコ。これまで29キャップを記録する屈強なセンターバックは、『デイリー・メール』のインタビューで貧困にあえいでいた過去を振り返った。その経験から自身のルーツであるセネガルに孤児院を建設するサコーは、幼少期について以下のように話している。

「僕は小銭を恵んでもらおうと路上に立っていた。一人の女性が、僕から守るようにバックを隠したこともあった」

「ショックだったよ。僕はただ、少しの小銭を恵んでもらってパンを買いたかっただけなんだ。でも彼女は、僕がバッグを奪うと思ったみたいだね。僕は自分自身に約束したよ。『見てほしい。今日の僕はお腹がすいている。でも彼女は僕が悪いことをすると思ったみたいだよ。だけど僕は、僕自身が何かを与えられるようになった時、それを与えることができる人間になりたい』と」

「僕は飢餓が何かを知っている。凍えるような寒さがどのようなものかを知っている。食べ物を得るために、小銭を恵んでもらおうとした。幼い頃の話だ。これは僕の人生の一部だよ。僕はこれについて話すことが好きじゃない。誇りに思っているからだ。わかってくれる?」

「誰もがそれぞれの物語をもっている。自分自身の人生の物語によって今の僕がいる。少しだけ人気者になれれば、それをポジティブな道へつなげることができる。還元したいんだ。それは僕の挑戦していることだ」

「父を亡くした13歳の時、フットボーラーになることを決意した。家族を守る責任が僕の肩にのしかかった。男になったよ。プロ選手になるのは目標ではなかった。義務だった」

「昨日、ある人から17歳でパリSGのキャプテンになることは難しいことかどうか僕に尋ねられた。僕はこう言った」

「僕の人生で最も困難だったことは、13歳で家族のキャプテンになったことです」

●プレミアリーグ2018-19特集
●吉田、武藤の試合も!!“初月無料”DAZNでライブ配信中
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP