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激闘の“ノース・ロンドン・ダービー”はドロー…アーセナルはPK失敗でトッテナムとの差縮められず

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“ノース・ロンドン・ダービー”はドロー決着

[3.2 プレミアリーグ第29節 トッテナム1-1アーセナル]

 2日、プレミアリーグ第29節がウェンブリースタジアムで行われ、アーセナルトッテナムが対戦。アーセナルがMFアーロン・ラムジーのゴールで先制もFWハリー・ケインのPK弾により、“ノース・ロンドン・ダービー”は1-1で引き分けた。

 5日にUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)ドルトムント戦を控えるトッテナムは、2連敗を喫した先月27日のチェルシー戦(0-2)から3人を変更。DFヤン・フェルトンヘンとDFダニー・ローズ、MFビクター・ワニアマを起用し、前線は負傷明けのFWハリー・ケインとFWソン・フンミンが2トップを組んだ。

 対するアーセナルは、先月27日にボーンマスに5-1で勝ち、3連勝と好調。7日にヨーロッパリーグ(EL)レンヌ戦を控える中、5人を入れ替え、DFシュコドラン・ムスタフィが右SB、2列目にFWアレックス・イウォビとMFアーロン・ラムジーが入り、3戦連発中のFWアレクサンドル・ラカゼットが1トップを務める。

 勝ち点60で3位のトッテナムと、4差で追う4位アーセナルとのダービーマッチ。開始15分で両チーム合わせてシュート1本と慎重な立ち上がりとなったが、均衡を破ったのはアーセナルだった。前半16分、ロングボールからトッテナムのDFダビンソン・サンチェスがクリアできず、ハーフェーライン付近でこぼれたボールにラカゼットが反応。すかさずスルーパスを送ると、ラムジーが抜け出し、冷静にGKウーゴ・ロリスをかわして左足で流し込んだ。

 ボール保持率では優勢も、1点ビハインドのトッテナムは前半24分、右サイドでFKを獲得すると、DFキーラン・トリッピアーが絶妙なボールを送り、ケインがドンピシャヘッド。豪快にゴールネットを揺らしたが、オフサイドと判定されてしまう。44分には、ケインの浮き球パからMFクリスティアン・エリクセンが絶妙なタイミングで抜け出し、右足を振り抜く。GKベルント・レノが弾いたボールにMFムサ・シソコが反応したが、右足シュートは再びレノのファインセーブに阻まれた。

 プレミアリーグ公式サイトによると、ポゼッション率65.8%のトッテナムは、シュート7本(枠内2本)、タッチ数400本、パス数302本、タックル数は8本だった。一方のアーセナルは、シュート3本(枠内2本)、タッチ数246本、パス数161本、タックル数は16本で前半を終えた。

 リードしているアーセナルは、後半開始からMFマテオ・グエンドゥジに代えてMFルーカス・トレイラをピッチに送り込む。8分、PA左でイウォビがボールをキープし、追い越したDFナチョ・モンレアルがマイナスに折り返したボールをラカゼットが右足で合わせる。華麗に崩した形だったが、惜しくもシュートは枠を外れた。

 アーセナルは後半11分、ラカゼットを下げてFWピエール・エメリク・オーバメヤンを投入。1点を追うトッテナムは14分、最初の交代カードでワニアマに代え、MFエリク・ラメラを入れると、21分に左足ミドルシュート。24分には右足でクロスを供給するなど、途中出場のアルゼンチン代表MFが攻撃にリズムをもたらす。

 耐える時間が続くアーセナル。後半27分に最後の交代カードを使い、ラムジーに代えてMFメスト・エジルを送り込む。だが、28分にFKからムスタフィがケインをPA内で倒してしまい、PKを献上。これをトッテナムはケイン自らが決め、1-1と試合を振り出しに戻す。さらにトッテナムは34分に、FWソン・フンミンをFWフェルナンド・ジョレンテを入れて逆転を目指した。

 アーセナルは後半45分に勝ち越しのチャンス。オーバメヤンがDFダビンソン・サンチェスに倒されてPKを獲得すると、オーバメヤン自らキッカーを務め、右足でゴール左下に蹴り込む。しかし、GKロリスが鋭い反応で弾き出し、トッテナムは難を逃れた。

 後半アディショナルタイム6分には、ローズへ危険なスライディングタックルを見舞ったトレイラが一発レッドカードにより退場。試合はそのまま1-1でタイムアップを迎え、勝ち点1を分け合った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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