アトレティコ・マドリーのサポーターが、同じ町のライバルであるレアル・マドリーの失態に歓喜している。

　コパ・デル・レイ&リーガ・エスパニョーラのクラシコ、さらにはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、アヤックス戦をすべてを落としたことにより、わずか1週間で今季メジャータイトル獲得の可能性が潰えたレアル。アトレティコサポーターにとってこの出来事は、歓迎すべきものだったようだ。

　9日のリーガ第27節、アトレティコ対レガネス(1-0)で、アトレティコサポーターは宿敵の失態を祝福。解任が確実視されるレアルのサンティアゴ・ソラーリ監督について「ソラーリ、残ってくれよ!」と皮肉のチャントを歌い、また過去にアトレティコに在籍していた“裏切り者”GKティボー・クルトワのチャントも歌われた。またスペイン『マルカ』は、アトレティコのユニフォームと帽子を身に付けた老婦人が、レアルを下したアヤックスのマフラーを嬉々として掲げる写真も掲載している。

　なおこの試合では、CL決勝T1回戦ファーストレグ、ユベントス戦で股間を強調するパフォーマンスを行い、UEFAから罰金を命じられたディエゴ・シメオネ監督に対する擁護のチャントも歌われ、観客は自チームの英雄の根性を称えていた。

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