beacon

人種差別に遭ったユーベ同僚に「両者に非がある」発言が波紋…ボヌッチが「誤解だ」と釈明

このエントリーをはてなブックマークに追加

FWモイーズ・キーンへの発言を釈明したDFレオナルド・ボヌッチ

 人種差別を受けたユベントス所属の19歳FWモイーズ・キーンについてコメントした同僚DFレオナルド・ボヌッチの発言が炎上し、ボヌッチは自身の立場を改めて表明した。『スカイ』が伝えている。

 キーンは2日のセリエA第30節カリアリ戦(2-0)で後半40分にゴールを記録。得点後、ゴール裏のカリアリサポーターに向けて無言で両腕を広げて挑発すると、ゴール裏のカリアリサポーターは大ブーイング。猿を模した鳴き声をされるなど、人種差別的な罵声にさらされた。キーンはインスタグラム(@moise_kean)を更新し、パフォーマンスの前から人種差別があったことを仄めかしていた。

 一方、ボヌッチは試合後のインタビューで「両者に非があった」と発言。「人種差別はブレーズ(・マテュイディ)が聞いているし、彼も怒っていた。とはいえ、どっちもどっちだと思う。モイーズはあのゴールパフォーマンスするべきじゃなかったし、スタンドの観客もああいう反応をするべきじゃなかった」。ボヌッチはキーンがカリアリのファンを刺激したことが間違っていたという見解を述べた。

 この発言は波紋を呼び、マンチェスター・シティのFWラヒーム・スターリングは「笑える」と皮肉を込めた反応。元マンチェスター・シティのMFヤヤ・トゥーレも「不快感を覚えた」と憤りをあらわにした。

 炎上が拡大したことで、ボヌッチは自身のインスタグラム(@bonuccileo19)を更新。発言に誤解があったと釈明し、人種差別は断じて許されないことだと改めて主張した。

「あれから1日が経ったが、自分の思ったことを明確にしたいと思っている」

「昨日、僕は試合後にインタビューを受けたけど、そのときに話したことが誤解されてしまっている。おそらく急いでいたからだろう。自分の考えをしっかりと表現できていなかった」

●セリエA2018-19特集
●注目試合をチェック!!“初月無料”DAZNでライブ配信中

TOP