レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、FWネイマールとFWエデン・アザールがサンティアゴ・ベルナベウで一緒にプレーする可能性があることを否定していない。

　今シーズン、不振に喘ぎ、リーガ・エスパニョーラ、コパ・デル・レイ、チャンピオンズリーグと主要タイトルを逃したレアル・マドリー。新シーズンでのタイトル奪還を目指す同クラブは、今夏の移籍市場で大型補強に動くことが予想される。

　中でもアザールはメインターゲットと考えられており、その他にもネイマールやMFポール・ポグバ、FWキリアン・ムバッペらが獲得候補に挙がる。そして先日、レアル・マドリー行きの可能性が報じられるネイマールはこの噂を過熱する発言を残す。「アザールと一緒にプレーしたい」と告白した同選手がパリSGを離れ、今夏のスペイン帰還を決断するのではないかとも考えられ始めている。

　このネイマールの発言について会見で問われたジダン監督は「多くの選手がここに来て、レアル・マドリーのためにプレーしたいと考えている。まあ、将来のことはそのうちはっきりするだろう」と回答し、以下に続けた。

「良い選手はみんな一緒にプレーできると考えている。以前、私は(フランス代表でユーリ)ジョルカエフと一緒にプレーできないと言われていたが、そのような考えはナンセンスだった。我々の考えは来シーズンに向けてアタッキングラインを強化することだ。まあ、どうなるかはこれからわかるだろう」

　また、ジダン監督は今夏の退団が濃厚と考えられているギャレス・ベイルに関する質問にも回答。「ベイルはハッピーだ。私の下でプレー時間を得ているし、彼は私のプランの中に入っている。これからシーズン終わりにかけてもっとプレーすることになるだろう」と信頼を強調するコメントを残した。

　攻撃陣の強化を進めることをジダン監督が明言したレアル・マドリーは、新シーズンに向けて慌ただしい夏を過ごすことになりそうだ。

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