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遠藤航加入のシュツットガルト、秘蔵っ子が明かす指揮官の独自の哲学とは…

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シュツットガルトを率いるティム・バルター監督

 シュツットガルトのMFアタカン・カラゾルが『Goal』の独占インタビューに応じ、ティム・バルター監督のフィロソフィーを明かしている。

 カラゾルは今夏、ホルシュタイン・キールから加入。また、シュツットガルトで指揮を執るのはホルシュタイン・キールでカラゾルも指導した経験もあるバルター監督だ。カラゾルは指揮官の独特なシステムについて「初めは理解するのが難しかった」としつつ、今では夢中になっていると話す。

「キール時代の初めのうちはベンチに座って外から眺めているだけだったけど、その後第10節か12節が終わった頃に監督からチャンスをもらったんだ。幸い僕はそのチャンスを利用して、彼が見たいと思っていたことをやってのけることができた。それ以来、彼のシステムは僕にとってなじみ深いものになっているよ」

 さらに、そのフィロソフィーは他とは全く比べることのできないものだという。

「特に彼のフィロソフィーは他とは比べようがないくらい独特なところに惹かれるんだ。彼のフットボールはどこを取ってもあまり実用的には思えないこともある。実際、非常に複雑で、よくわかっていない初めのうちは混乱するような気分にもさせられる。けれど僕は素晴らしいと思うし、チームの誰もがこの新しいアプローチを受け入れて、完全に気持ちを持っていかれているんだ」

 そのシステムにおける特徴にも具体的に言及。最も特徴的なものとして、ポジションチェンジを挙げて「常に動いているという点が最も重要な意味を持っている。そして、それが選手全員に求められるんだ。仮に左のFWが試合の状況にまったく絡んでいないとしても、彼にも動きに参加することが求められる」と語った。それゆえに「一人ひとりが常に100%の注意力で臨まないといけない」と明かしている。

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