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存続危機のボルトンに14日間の猶予…一方でバリーはEFLから除名

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ボルトンには猶予が与えられた

 イングランド・リーグ1(英3部)に所属し、現在存続の危機に立たされるボルトンとバリーの明暗が分かれた。

 近年、経営難に陥るボルトンとバリー。前者は指揮官不在で、シニアプレーヤーも十分にいない状況で、後者は今シーズン1試合も行えていない。これを受け、イングランド・フットボールリーグ(EFL)は両クラブに対して期限を設け、現地時間27日17時までにクラブの売却か、期限延期を認める正当な理由の提示を求めていた。

 EFL創設のメンバーであり、2000年初頭にはプレミアリーグの常連で、中田英寿や西澤明訓、宮市亮が在籍するなど日本でも馴染みのあるボルトンは、一時はクラブ売却で合意していたものの、直後に決裂。それでも27日午前、クラブの共同管理人のポール・アップルトン氏は再び交渉が再開したことを明かし、「クラブ、ファン、スタッフ、コミュニティのために全力を尽くす」と声明を出した。

 デッドラインが過ぎた直後には、クラブの声明として「協議が続けられている」と発表。さらに、同日夜にも声明を出し、EFLから14日間の猶予を与えられ、クラブ売却に向けてポジティブな協議が行われているとした。なお、ボルトンは現地時間9月12日までにクラブの売却を完了させる必要がある。

 一方、当初は23日までに売却を完了させなければならなかったバリーは、期限が延期されたものの、当初の買い手であった『C&Nスポーティングリスク』は27日午前に撤退を発表。そして、EFLが定めた期限までにポジティブな回答を出せず、フットボールリーグから除名されることが決まった。

 1992年のメイドストーン以来となるリーグからの除名を受け、EFLのデビー・ジェバンズ会長は「今日はリーグの近年の歴史の中で最も暗い日の1つになった。バリーFCの人々にとってとても辛い日々が続くだろう」とこの結果に肩を落とした。

 なお、リーグ1は今シーズン、24チームにより争われていたが、バリーが除名されたことで23チームでシーズンが進められることになる。

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