パリSGのDFチアゴ・シウバは、同胞FWネイマールの残留を熱望しているようだ。フランス『RMC』が伝えている。

　今夏パリSGからの退団を希望しているネイマール。移籍市場開幕から、古巣であるバルセロナやレアル・マドリーというスペイン二大クラブが獲得を狙っており、それぞれ交渉に入っていることが複数メディアで伝えられている。

　バルセロナは1億6000万ユーロ(約188億円)+ボーナスを3年分割で支払うことを提案したものの、パリSGは1億ユーロ(約117億円)+DFネルソン・セメドの譲渡を要求したことが『Goal』の取材でわかっている。また、ネイマール本人はバルセロナへの移籍のみを希望していることもわかった。

　そんな状況に、パリSGファンはネイマールへの怒りを溜め込んでいる。11日に本拠地パルク・デ・プランスで行われたリーグ・アン開幕戦では、「クソ野郎」とのチャントを歌い、「ネイマール、出て行け」といったバナーを掲げるなど、退団を希望するブラジル代表FWへ容赦ない言葉を浴びせている。

『RMC』の番組に出演したT・シウバは、このファンの態度に「違った方法でそれをしたのかもしれない。でも、彼らは心から色々なことを考えているんだ。ネイマールが帰ってきて、クラブを助け、昨年のようにプレーできたら、シーズンの終わりには幸せになっているだろう」と語っている。

　そして、同胞のスーパースターの残留を望んでいることも明かした。

「もし彼がクラブに残って欲しいかと問われれば、もちろんだ。どんなチームでも欠かせない選手なんだ。バルサにとっても不可欠であったし、今はパリSGにとって不可欠だ。選手とクラブ間の問題であり、そこに入ることはできない」

「もちろん頭の中では、彼の残留を望んでいる。そう伝えたよ。でも、彼に『休んで!』って言うのはいつだって難しいんだ」

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