リバプールのユルゲン・クロップ監督は、正守護神のアリソン・ベッカー が復帰までにまだ時間が掛かると認めた。

　4-1で勝利した今シーズの開幕戦、ノリッジ戦でふくらはぎを痛めたアリソン。当初、復帰までに“数週間”とされており、9月上旬から始まるインターナショナルブレイクまでに復帰することが予想されていた。しかし、29日に行われた欧州サッカー連盟(UEFA)のGK年間最優秀選手賞を受賞した同選手は、まだ復帰の目途がたっていないようだ。

　30日の会見でアリソンの状態について問われたクロップ監督は「彼は前進しているが、ケガをしたのだから、(復帰までに)時間は掛かる。プロ選手にケガは付き物で、筋肉の故障ならなおさらだ。治療して、ケガをする前と同じ状態になるまでには時間が掛かる。ふくらはぎの筋肉はジャンプに重要であり、キーパーであれば復帰までに余計に時間が掛かるだろう」と現段階では復帰できないことを認めた。

　昨シーズンに大活躍した守護神の代わりを任されるのは今夏に加入したGKアドリアン。クリーンシートこそないものの、決定的な場面を防ぎ、チームのリーグ戦3連勝に貢献する同選手へクロップ監督は信頼を寄せた。

「ありがたいことに我々には好調のアドリアンがいる。性格やキャッチングを含めた彼のすべてに満足している。我々がこのために見つけた代役は本当に良い。もちろん“アリ”がいるに越したことはないが、彼にはもう少し時間が必要だ」

　リーグ唯一の開幕3連勝を飾ったリバプールは、31日に敵地でバーンリーと対戦する。

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