中国代表監督のマルチェロ・リッピが、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、古巣のユベントスについて語った。

　リッピはわずか数か月ほどで中国代表監督に復帰し、まもなくカタール・ワールドカップアジア2次予選に臨むが、イタリア紙のインタビューの中では古巣ユベントスについて言及。昨シーズンまでユベントスを率いてチームのセリエA8連覇を実現したマッシミリアーノ・アッレグリと電話連絡を取ったことを明かし、「非常に重要な結果を残し、晴れ晴れとしているようだった。1年間の休養を経て、復帰するはずさ」と述べた。

　続いて、アヤックスからユベントスに加入したばかりの20歳DFマタイス・デ・リフトや、今夏の退団が濃厚とされつつ、一転してトリノに残ったFWパウロ・ディバラについて見解を示した。

「デ・リフトは偉大な選手であり、頭が非常に強い。(マウリツィオ)サッリは、彼を徐々に起用していきたいと考えていた。だが(ジョルジョ)キエッリーニの負傷により、その時間は短くなる。ディバラについてだが、私は彼が残留することを確信していた。攻撃のポジションならどこでもプレーできる選手だから、彼のようなFWは必要だ」

　またリッピは、今シーズンのチャンピオンズリーグの行方を予想。ユーベを優勝候補の一角としつつ、昨シーズンのような予想外の展開を警戒した。

「ユベントスは数年前から優勝候補にあたるトップグループの4～5チームの1つと言える。優勝チームはこの中から出ると思う。インテルやナポリはその次のグループにあたるだろう。それから細かい偶発的なできごとにも左右されることになる。ユーベは重要な選手を欠く中、準々決勝でアヤックスと当たり、すべての計画がとん挫してしまったね」

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