beacon

GK負傷続きのリバプール、若き守護神がデビュー戦で完封…指揮官「センセーショナルな才能だ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

GKクィービーン・ケレハーの「Caoimhin」は「クィービーン」と発音するという

 リバプールは25日のカラバオカップ(リーグ杯)3回戦でMKドンズ(3部)と対戦し、2-0で勝利。20歳のGKクィービーン・ケレハーがトップチームデビューで完封を達成した。

 ケレハーは1998年11月23日生まれのアイルランド人。4部リーグでは兄のフィアクル・ケレハーもセンターバックとしてプレーしており、クィービーンは4人兄弟の末っ子だという。15年夏にリバプールの下部組織に加入すると、昨夏にはユルゲン・クロップ監督に見初められてトップチームに昇格した。

 昨シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の決勝ではベンチ入りを果たし、19歳にしてメダルと大きな経験も獲得。アイルランド人としては2008年にマンチェスター・ユナイテッドでDFジョン・オシェイが優勝メンバーに入って以来、11年ぶり12人目の快挙となった。

 UEFAスーパーカップでもGKアリソン・ベッカーが負傷していたため、クィービーンも手首を骨折していたが再びベンチ入り。そして、大舞台の空気を味わってきた20歳の青年GKは満を持してカラバオカップでデビューを果たす。

 リバプールは後半24分までに2得点を奪ったがピンチも到来。しかし、ゴール前でノーマークのヘディングシュートを打たれる場面もクィービーンがビッグセーブでゴールを守った。後半37分にも鋭いミドルシュートをしっかりとはじき返す。デビュー戦ながら見事クリーンシートを達成してみせた。

 クラブ公式サイトでは、クロップ監督の絶賛コメントを掲載。「彼は素晴らしい少年で、センセーショナルな才能がある」と高く評価。「まだ成長中だ。サイズが大きくなっているわけではないが、筋肉が少しずつ発達していきている。とても良い選手だ。足がとても良いね」と188cmの高身長GKにクラブの未来を重ねているようだ。

 今シーズンはGKの負傷が続いていたリバプール。アリソンやアドリアンに続く若き守護神が少しずつ頭角を現してきている。

●プレミアリーグ2019-20特集
●初月無料!!プレミアリーグはDAZNで独占配信中

TOP