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ブッフォンが日韓W杯の疑惑のエクアドル人主審を語る「彼には哀れみの気持ちもある」

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GKジャンルイジ・ブッフォン

 ユベントスのGKジャンルイジ・ブッフォンが、イタリアメディア『メディアセット』のTV番組『ティキタカ』に出演した際に、2002年日韓ワールドカップを振り返った。

 今夏、パリSGから1年ぶりにユーベに復帰したブッフォンは、1995年にパルマでプロデビューを飾ると、2001年にユベントスへ移籍。以降、17年間にわたってトリノでプレーし、数々のタイトルを手にしてきた。イタリア代表としても長年にわたって不動の守護神を務め、2006年ドイツ・W杯を制したほか、EURO2012では準優勝に輝いた。

 そんなブッフォンだが、2002年には苦い思いを経験した。守護神ブッフォンを擁するイタリアは、日韓W杯決勝トーナメント1回戦において、ホスト国の韓国と対戦。この試合をエクアドル人審判員バイロン・モレノ氏が裁いた。

 するとエクアドル人主審は、韓国選手によるラフプレーを見逃す一方、ダミアーノ・トンマージのゴールデンゴールを取り消すなどしてイタリアに不利な判定を続け、この結果、イタリアは延長戦に入った117分、FWアン・ジョンファンに決勝点を許して敗退が決定。試合の行方を左右する疑惑の判定を繰り返した主審に対し、大会終了後も数多くの批判が浴びせられた。

 あれから17年の時を経て、TV番組の司会者は、「モレノのことを思い出すことはないか? 私は思い出してしまう」と切り出した。レギュラー出演する元イタリア代表FWクリスティアン・ビエリ氏が即座に首を振る中、ブッフォンは自身の考えを明かした。

「いや、思い出すことはない。なぜなら彼は、酷い末路をたどったからね。僕は彼に対して、少し哀れみの気持ちを持つこともできる」と告白。2010年には、約6キロのヘロインを米国へ密輸しようとしてニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港で逮捕されたモレノ氏に対し、余裕の態度を示した。
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