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ナポリでザッケローニ氏待望論?地元紙記者が主張「穏やかな性格が再出発の支えに」

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 ナポリの地元では、元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏の招へいを期待する声が上がっている。地元紙『イル・ローマ』で25日、サルヴァトーレ・カイアッツァ記者が論じた。

 ナポリは現在、名将カルロ・アンチェロッティの下で2シーズン目を送るが、ここまでリーグ戦13試合を終えて5戦3敗5分で7位と低迷。フロント陣と選手の間で対立も報じられる中、チームは直近の公式戦6試合で未勝利が続き、深刻な状況となっている。

 そんな中、カイアッツァ記者は、「カルロ王は裸の王様だ。世界で最も優勝経験のある監督の1人であるが、ナポリでの1年半の指揮を経て、批判にさらされている」と指摘。「他のクラブなら解任に踏み切るはずだが、(会長のアウレリオ・)デ・ラウレンティスは彼を待つはず」との見解を示しつつ、万が一、このまま成績が上向かず、アンチェロッティが解任された場合は、ザッケローニ氏を招へいするべきであると主張している。

「現在、休職中のビッグネーム」として、マッシミリアーノ・アッレグリやルチアーノ・スパレッティを挙げるも、前者は非常に高額な年俸であることや「ナポリの混乱の中に飛び込むはずがない」と指摘。後者については、「厳格な性格で混乱するロッカールームにさらなる打撃を与えてしまうかもしれない」として一蹴した。

 そこでカイアッツァ記者は、「唯一、安定をもたらしてくれるのは、アルベルト・ザッケローニかもしれない」と主張。「彼ののどかで穏やかな性格は、チームを再出発させる上で最適な支えとなるはずだ。チームはベテランの指揮官を必要としている」と説明した。

 またザック氏が、「すぐさま契約延長を求めない」タイプであると指摘。「チームを危機から脱出させ、今シーズン終了までの指揮を執る期間限定の監督として完璧だ」と強調した。なおザッケローニ氏本人は先日、『メッサッジェーロ・ベネト』のインタビューにおいて、イタリアのクラブ監督への関心を否定している。

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