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「アーセナルの監督を務められて光栄だった」解任のエメリが古巣へ最後のメッセージ

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ウナイ・エメリ氏が最後のメッセージ

 元アーセナル指揮官のウナイ・エメリ氏は、クラブのスタッフとサポーターに最後のメッセージを送った。

 2018年夏に22年間にわたり政権を築いたアーセン・ベンゲル氏の後任としてアーセナルの指揮官に就任したエメリ前監督。長期政権後という難しい状況下で迎えたデビューシーズンは、チャンピオンズリーグの出場権こそ獲得できなかったが、UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝進出にチームを導くなど一定の評価を手にしていた。

 しかし今季、夏に積極的な補強に動いたものの、アーセナルはプレミアリーグ第13節を終えて8位に沈み、サポーターは「エメリ・アウト」のバナーを掲げ、指揮官交代を強く求めていた。そして28日、ELフランクフルト戦で1-2で敗れ、7戦未勝利と過去27年間で最悪の状態になったことを受け、これまで擁護し続けてきたクラブ首脳陣も翌29日についに解任の決断を下した。

 わずか1年半でエミレーツ・スタジアムから去ることが決まったエメリ前監督のメッセージがアーセナルの公式ウェブサイトで公開されている。ここには「アーセナルのヘッドコーチを務められたことは光栄だった」と始まり、反発していたサポーター、選手やスタッフへの感謝が綴られている。

「アーセナルの偉大さを理解する手助けをしてくれたことに心の底から君たち、すべてのファンに感謝を伝えたい。世界中から声援を届け、エミレーツに足を運んでくれ、試合後に雨でも寒くても私を待っていてくれた君たちファン全員に、私は情熱と献身性、努力とともに働いてきたと伝えたい。君たちのためにもっと良い結果を届けたかったという思い以外はなかった」

「そして、すべてのアーセナルのスタッフにも感謝のメッセージを送りたい。特に、イヴァン・ガジディス、ラウール・サンレヒ、ヴィナイ・ヴェンカテシャムには感謝している。そして、信頼してくれたクロンケ家にも心からの感謝を送りたい」

「この1年半さまざまなことがあったが、素晴らしい選手たちとともにこのクラブで働けることがどれだけ幸運なことか考えなかった日は1日もなかった。選手たちはいつもこのユニフォームを着ることを光栄に感じているし、君たちからのサポートを受けるに値する」

「私はフットボール界で多くの経験をすでにしてきたが、プレミアリーグでリスペクトやフットボールの純粋さを学ぶことができたし、楽しむことができた。いつも応援している」

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