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13試合ぶりにベンチスタートの岡崎慎司「絶対的な存在なら出場できたはず」

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13試合ぶりにベンチスタートとなった岡崎慎司

 30日のリーガ・エスパニョーラ2部第18節、ウエスカは敵地サント・ドミンゴでのアルコルコン戦に2-0で勝利した。この試合で81分から出場したFW岡崎慎司は試合後、自身がベンチスタートとなった驚きを隠すことがなかった。

 ここまで13試合連続で先発出場を果たし、その内12試合では試合終了までプレーするなど、不動の存在のように思えた岡崎。しかしこのアルコルコン戦ではベンチスタートとなり、81分から出場を果たした。すでに2-0となっている状況で、前線で張る岡崎にボールを回る機会は少なく、シュート数0本で試合を終えている。

 岡崎がベンチスタートとなった理由は、ここまで出ずっぱりであったためにミチェル監督が休養を与えたとの見方が強い。一方で選手本人は試合後、控えとなったことについて「ちょっとびっくり」との感想を述べている。

「ちょっとびっくりではありましたけど、シーズンは長いですし、アウェーで僕のパフォーマンスは良くなかったんで、そういったところも加味されているのかな、と。ベンチスタートというのは、これまではあまりなかったんですけど、最近ずっと出続けていて、やっぱり移動したときの疲れとかもあったと思うので」

「試合にずっと出ていたいというのは選手としてあるけど、これがこれからゴールを決めるためのヒントになるとも思っています。重要なのはチームが勝ち上がることで、やっぱり長いシーズンでずっと出続けるのも大事だし、長いシーズンを乗り越えるのに、こういうリフレッシュできるタイミングでチームと一緒に乗っていくっていうのも大事なことなので。まあ、もっとゴールを決めるところにフォーカスしていきたいなとは思いますけど」

 ウエスカでのここまで得点数は3。岡崎は出場機会を得る上でも、もっとゴールを決めていく必要性を説いた。

「やっぱり絶対的な存在であれば、今日みたいな試合でも絶対に出られたと思います。このチームにおいて、なかなかFWにボールが集まらないというのは、チームの特徴として当然あると思うし、前回の試合ではシュートを打つチャンスがなかったし……。そこで周りが点を取っているというのは、また強みだと思いますけど、そこにとらわれてゴールに入っていけないのは言い訳になるし、ワンチャンス、ツーチャンスで決めるのが良いFWの条件だと思うので。今日の(出場時間は)8分とかでしたけど、そういうときにもゴールを狙えるチャンスはあったと思うし、そういうところで1点取るという強い気持ちがこれから大事になっていくのかなと。それがチームに貢献できることなのかなって思いますけどね」

 今季からスペインでの挑戦をスタートさせた岡崎だが、言語の壁もある中でチームに馴染むことはできているのだろうか。

「スペイン語の勉強? 勉強は週一でやってるんですけど……なかなかやっぱ難しいですね。なかなか入ってこないというか、基礎の部分をやっていて、より難しく感じるというか、難しいっすね(笑)」

「リフティングというのは世界共通で、ボールがあれば親しくなれるというのはサッカーの良いところでもあると思うので。僕はサッカーが好きなんで、一緒に好きなことをするというのが一番大事なのかな、と。言葉とかも大事ではあるんですけど、僕が一番重要視しているのはサッカーですね。周りには変なヤツや変わっているヤツもいないんで、すごい輪に入れてくれて。もちろんたまに、喋れないことによって、例えば食事中とかは『俺、なんかすごい空気やな』と思うこともあるし(笑)。でも、それは言葉覚えないとなかなか難しいことだと思いますけど、やっぱサッカーが始まれば仲良くはできるので」

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