カルロ・アンチェロッティ氏は、エバートンの新指揮官として就任することに合意したようだ。イギリス『スカイスポーツ』など複数メディアが報じている。

　今シーズンは開幕から低迷し、一時は降格圏に沈むなど不振が続いていたエバートン。4日に行われたリバプールとのマージーサイドダービーに2-5で完敗した翌日、マルコ・シウバ監督の解任を発表した。

　暫定的に指揮するダンカン・ファーガソン氏の下、チェルシー相手に勝利し、敵地でマンチェスター・ユナイテッドにドローを演じるなど復調の兆しを見せる中、クラブは正式な指揮官としてアンチェロッティ氏に接触していたことが確認されている。

『スカイスポーツ』によると、先日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント進出が決まった直後にナポリ監督を解任されたアンチェロッティ氏は、アーセナルとの接触も伝えられる中で、16日にイギリスに到着。そしてエバートンとの会談に臨み、交渉は大きく前進したようだ。

　なお18日のカラバオカップ準々決勝レスター・シティ戦までに、新指揮官としてアンチェロッティ氏の就任が発表される見込みのようだ。ただし、レスター戦の指揮はファーガソン氏に委ねるようで、初陣は週末のアーセナル戦以降になることが予想されている。また、ファーガソン氏は今後もコーチングスタッフの1人としてクラブに残るようだ。

　ミランやレアル・マドリーでCL三度の優勝を経験し、イタリア、イングランド、フランス、ドイツでリーグ制覇を達成した名将アンチェロッティ氏。2009年から2011年まで率いたチェルシーでは、プレミアリーグ、FAカップ、コミュニティ・シールドのタイトルを獲得するなど、すでに実力を証明している。

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