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彼が戻ってきてから負け知らず…アトレティコの魂コケ「これこそ人々が見たかったアトレティだ」

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アトレティコ・マドリーMFコケ

 不調に喘いでいたアトレティコ・マドリーが、上昇流に乗りつつある。それがMFコケの復帰したタイミングと重なっているのは、決して偶然ではないだろう。

 12月14日に筋肉系の負傷を負い、スペイン・スーパーカップ準決勝バルセロナ戦(1-0勝利)で一度復帰しながら、同試合で再負傷したコケ。チームは以降の5試合を2分3敗で終えていた。

 コケが万全の状態で戻ってきたのは、今月8日のグラナダ戦で、チームは1-0で6試合ぶりに勝利を取り戻した。それからバレンシア戦(2-2)、リバプール戦(1-0)、そして週末のビジャレアル戦(3-1)と、アトレティコは負け知らずで突き進む。類を見ないハードワークで、攻守にわたって貢献するアトレティコ主将の復帰とともに、チームは復調を果たしたのだった。

 2-1とする逆転弾をヘディングで決めたビジャレアル戦後、コケは移行期にあるとされるアトレティコが、着実に前へと進んでいることを強調。サポーターが望むアトレティコ像を示し始めていると、手応えをつかんでいる様子だ。

「満足しているよ。とても厳しい試合が続く、難しい1週間だったね。バレンシア戦では勝ち点1を獲得し、リバプール戦で良い結果を手にし、そして今日も勝利することができた。これこそ歩み続けなければならない道だ。これまでの批判について? 別に普通のことだろう。アトレティコ は厳しい要求を課されるクラブであり、多くの負傷者を抱えながら過渡期を過ごすことになれば、批判を受けることになる」

「チームの大きな変化について、ずっと話され続けているが、少しずつ長年のアトレティコと一緒だと認められ始めている。今のチームこそが、人々が見たいと望んでいるアトレティなんだよ」

 コケはその一方で、ビジャレアル戦で負傷から復帰を果たし、いきなりゴールを決めたFWジョアン・フェリックスにも言及。傲慢な態度を取っているとも指摘される20歳の若者について、アトレティコ主将として今後の成長に大きな期待を寄せている。

「ジョアンについては、見る人が好きなような見方をすればいい。彼はまだ若く、素晴らしい伸び代がある選手だ。これまで多くのクラックが、アトレティコに適応するために苦労を強いられてきた。簡単なことではないし、彼はまだ若いんだよ」

「監督とチームメイトの話をしっかり聞くことができれば、彼は世界中が目にすることを望む選手になれる。負傷については運がなかったけど、未来には僕たちが望むジョアンを見ることができるはずだ。絶対にね」

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