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「UEFAの脅しが効いた」打ち切り予定だったベルギーリーグ、正式決定が先送りに

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ベルギーのジュピラー・プロ・リーグは打ち切りの方針を固めていたが…

 2019-20シーズンを打ち切りにする方針を固めていたベルギーのジュピラー・プロ・リーグは、正式決定の場となるリーグ総会を当初予定していた15日から24日に延期することを発表した。

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響により、欧州サッカー界もリーグ中断となっている。ジュピラー・プロ・リーグは2日に電話会議で理事会を開催し、今シーズンを即時終了する方針を固めていた。現在首位のクラブ・ブルージュが優勝することも既定路線となっていたが、欧州サッカー連盟(UEFA)の圧力により、正式決定が先送りになった。

 2日にベルギーが今季リーグ戦を即時終了する方針を明らかにすると、UEFAは「各国リーグ戦の打ち切りを決定するには時期尚早だ」と声明を発表。今季のリーグ戦を全消化しなかった場合は、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)、ヨーロッパリーグ(EL)の出場を認めない可能性も示唆していた。

 これに対して、ベルギー『voetbalkrant』はUEFAからの圧力が大きく影響していると報道。「欧州サッカー連盟は小国ベルギーの決定を『面白がらなかった』。そして、“欧州チケット”を剥奪するとさえ脅した。その脅しが効いたようだ」と皮肉を込めて伝えている。

 記事では「プロリーグはリスクを冒したくない。この夏もベルギーサッカーが開催される可能性がある」と、シーズン続行の可能性も示唆している。

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