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“悪夢のCL決勝”を振り返るカリウス「多くのことを学んだ」

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 ベシクタシュのGKロリス・カリウスが、2年前のUEFAチャンピオンズリーグ決勝での悪夢を振り返っている。

 当時リバプールに在籍したカリウスは、24歳でCL決勝のピッチに立った。しかしカリウス自身の2つの大きなミスがいずれも失点につながり、レアル・マドリーに1-3で敗れてしまった。

 そのことで脅迫まがいの誹謗中傷を浴びたカリウスは、翌シーズンよりトルコにレンタル移籍してプレーを続けている。

「あのことから多くのことを学んだ。いま思えば、もっと公の場で積極的な姿勢を取るべきだった」。ドイツ『シュポルト・ビルト』に対し、カリウスがコメントしている。

「当時はセルヒオ・ラモスにぶつかったことで脳震盪を起こし、空間的な視野が制限されてしまった。このことは、世界有数の脳の専門家による徹底的な検査で証明されている。最初は、あの試合で何が実際に起きたのかを知ることができて安堵した。だけど自分からは公表したくなかったんだ」

「結果が公表されたとき、多くの悪意と罵倒にさらされ、不当な攻撃の対象にされた。自分からそれを言い訳にしたことは一度もない。だけど誰かが深刻な頭のケガをしたことをジョークにすることは理解できないね」

 カリウスは今夏、リバプールに戻る選択肢や他クラブへの移籍が噂されている。ユルゲン・クロップ監督ともメッセージのやり取りを続けているという。ただし将来については「まだ何かを言うには早すぎる」と言うに留めている。

「僕は変な憶測に巻き込まれるつもりはない。事実として、僕は2022年までリバプールと契約しているのだからね。今はベシクタシュでのシーズンに集中している。夏について何かを話すには、まだ早すぎる。特に今はコロナウイルスのせいで、何が起きるのかまったくわからない状況なのだから」

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