カタールのアル・ドゥハイルに所属する元モロッコ代表DFメディ・ベナティアが『Goal』の取材に応じ、古巣ユベントスなどについて語ってくれた。

　フランス生まれでマルセイユの下部組織出身のベナティアは、ローマやバイエルン、ユベントスなどビッグクラブでプレー。2019年1月の移籍市場において、確執が噂されたマッシミリアーノ・アッレグリ率いるユベントスを退団して以降は、カタールリーグで活躍を続けている。そんなベナティアは、今年1月からアル・ドゥハイルに加わったユーベの元同僚FWマリオ・マンジュキッチの近況を明かした。

「ユーベで別れた時と変わらない。マリオはやや内向的な性格だが偉大なプロフェッショナルだよ。ここでの居心地は良く、彼にとって素晴らしい経験のようだ。もちろん環境の違いは明らかなので、適応に時間は必要だけどね。みんなも知っているように、彼は以前と変わらずピッチで全力を尽くして戦う決意を持っているよ」

　続いてベナティアは、ユーベで半年間共にプレーしたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドについての印象を語った。

「彼は選手としても人間としても絶対的なナンバーワンの選手だよ。非常に頭の良い選手で、それはピッチ外でも同じだ。頭の回転が常に他の人よりも速い。彼の友人でいられて嬉しく思う。彼は無限の選手であり、僕はこれからも彼の活躍を願っているよ」

　また、元モロッコ代表DFは元ユーベ指揮官のアッレグリにも言及。2018年に自身と交わした約束を守らなかったとして不満を漏らした。

「アッレグリは偉大な指揮官であり偉大な人物だ。しかし、僕がレギュラーとしてシーズンをスタートするという約束を守ってくれなかった。アッレグリに弄ばれたような気分だったよ。それで頭に来て、『あなたが監督である限り、僕はユーベでプレーしない』と言ったんだ」

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