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スペイン紙「あまり知られていない」メッシが“初めて”泣いた日

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セビージャ戦を得意とするFWリオネル・メッシだが…

 バルセロナは現地時間19日、リーガ・エスパニョーラ第30節でセビージャとアウェーで激突する。過去38試合37ゴールと同対戦にめっぽう強いFWリオネル・メッシだが、敵地エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアンには苦い思い出もあるようだ。スペイン『アス』が伝えている。

「メッシがセビージャ・キラーであることはよく知られている。しかし10年が経過した今、サンチェス・ピスフアンのドレッシングルームがアルゼンチン人にとって、涙を流した最初の聖地の1つであることはあまり知られていない」

 リーガ、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)、コパ・デル・レイ、スペインスーパーカップ、UEFAスーパーカップ、そしてクラブW杯。バルセロナはジョゼップ・グアルディオラ監督に率いられた2009年、シーズンを跨いで獲得可能な全6タイトルを勝ち取った。現在も他に成し遂げたチームがない歴史的な偉業となっている。

 しかし、快進撃を続けていた6冠王者はクラブW杯を制した直後の2010年1月、コパ・デル・レイのラウンド16で最終的に優勝を果たしたセビージャに敗れた。

 ホームでの第1戦を1-2で落とし、アウェーで迎えた第2戦は1-0で終えたが、アウェーゴール差で一歩及ばず。連覇を逃した試合後、ドレッシングルームでは涙を流すメッシの姿があったという。

 同紙は「おそらく彼は当時のチームがほぼ無敵であり、逃したタイトルは全て損失であることを認識していたのだろう」と振り返っている。チームが強すぎたゆえに、早期敗退のショックも大きかったのかもしれない。

 また、同紙はメッシのセビージャ戦に関する情報に加え、達成間近の偉大な記録も紹介している。これまでメッシはバルセロナで720試合に出場し、629ゴールを記録。アルゼンチン代表では138試合で70得点をマークしている。キャリア通算のゴール数は699。1試合1得点ペースのセビージャ戦で大台の700ゴールに到達する可能性もある。

 同紙はメッシの記録達成に期待しつつも、「しかしメッシは(セビージャのスタジアムがある)ネルビオンで泣いたこともある」と楽観視はしなかった。

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