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ビジャレアルの象徴ブルーノが3年1か月1日ぶりに復帰!「あきらめようと思ったこともあった」と涙

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MFブルーノ・ソリアーノ(21番)が待望の復帰

 22日のリーガ・エスパニョーラ第31節ビジャレアルセビージャ(2-2)で、ビジャレアル主将MFブルーノ・ソリアーノが3年1か月1日ぶりに試合に出場した。

 ビジャレアルの下部組織出身で、同クラブがたとえ2部に落ちようともクラブを離れる考えを抱かず、絶滅危惧種のワン・クラブ・マンとして活躍し続けたブルーノ。そんなスペイン屈指のゲームメーカーは膝蓋腱の問題を抱えて、長らく戦列から遠ざかっていた。復帰間近となっても、さらなる問題に悩まされ、離脱期間は3年以上に及ぶことになった。

 そしてセビージャ戦、今月36歳となったばかりの男は、ついに復活を果たしている。後半43分にFWパコ・アルカセルとの交代でピッチに立つと、短い時間ながらも得意のスルーパスなど、決して錆びついていない極上の技術を披露した。

 試合終了後、スペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューに応じたブルーノは、涙を流しながら次のような感想を述べている。

「何を言えばいいのか分からない。もう長い間、プレーしていなかったからね。ずっとずっと努力してきたて、何度となく報われなかったから、本当に大切な瞬間となった」

「正直、現役続行をあきらめた方がいいと考えたこともある。失望に失望を重ねていったわけだから。だから、とてもうれしいんだ。とにかく、今季の残り試合、チームのことを助けていければいいと思っている」

 セビージャと引き分けたビジャレアルは、勝ち点31で暫定6位に位置。主将ブルーノの復帰は今後チームにとって大きなプラスとなりそうだ。また、同様に現役引退の危機にあった35歳MFサンティ・カソルラ(この試合ではスタメン出場で、後半12分に交代)との久しぶりの共演にも期待がかかる。

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