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エティハド上空の”差別バナー”で空港サービス停止…過去には『Moyes Out』も

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「Moyes Out」のバナー

 プレミアリーグ第30節マンチェスター・シティバーンリー戦の試合前、エティハド・スタジアムの上空を『White Lives Matter Burnley』というバナーを掲示した航空機が飛行した問題で、航空機が離着陸したブラックプール空港はバナー飛行の運用を停止したようだ。イギリス『BBC』が報じている。

 スタジアムに向けて示された問題のバナーは、世界的に盛り上がりを見せている反人種差別運動『Black Lives Matter』を揶揄したもの。白人と有色人種との間には構造的な差別が横たわっている中、その状況を逆手に取った行為であったことから、バーンリーもクラブとしての声明で「恥ずべき行為だ」と非難のメッセージを示していた。

 記事によると、地元のランカシャー警察も調査に乗り出し、事件の全容解明を進めている。空港では事前にバナーのチェックは行っておらず、内容はオペレーターの裁量次第とのことだったが、今回の件を重く見た空港はバナー飛行運用の一律停止に踏み切ったようだ。

 なお、今回のバナー飛行はエアー・アズ社のサービスで実施された様子。同社のサービスでは過去にもサッカー関連のバナー飛行が行われており、2014年には当時マンチェスター・ユナイテッドのデイビッド・モイーズ監督の退任を求め、オールドトラッフォード上空で「Moyes Out」というバナーが示されたこともあるようだ。同社はバナーを依頼した人物の名前などは明かしていない。

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