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久保建英、ターン&ドリブルで魅せるもレアル相手に得点ならず…マジョルカは15歳MFが史上最年少デビュー

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FWビニシウス・ジュニオールとMF久保建英

[6.24 リーガ・エスパニョーラ第31節 R・マドリー2-0マジョルカ]

 リーガ・エスパニョーラは24日、第31節を各地で行い、MF久保建英所属のマジョルカレアル・マドリーと対戦した。先発した久保にとってはレンタル元との2度目の対戦。序盤から相手センターバックと激しいマッチアップを繰り広げ、局面で好プレーも見せたが、得点に絡めないままチームは0-2で敗れた。

 マジョルカは前半戦で勝利したR・マドリーに対し、この日は5-3-1-1とも言えるフォーメーションを採用。久保はトップ下の位置に入り、4試合連続での先発入りを果たした。前半戦の対決では後半14分からの出場だったため、R・マドリー戦では初先発。再開後初勝利を挙げるべく、首位とのアウェーゲームに挑んだ。

 一方のR・マドリーはFWエデン・アザール、FWカリム・ベンゼマ、FWガレス・ベイル、FWビニシウス・ジュニオールを同時に起用する攻撃的な布陣。前節のソシエダ戦で右膝を打撲し、途中交代していたDFセルヒオ・ラモスも先発に入った。

 試合は前半3分、久保が中盤中央で縦パスを受け、背後から寄せてきたS・ラモスのファウルを誘発。さっそく質の高さを見せつけた。それでも7分、R・マドリーはベンゼマとベイルが次々にチャンスを創出。リーグ最多失点のマジョルカはGKマヌエル・レイナのビッグセーブでなんとか凌ぐしかなかった。

 前半13分、FWアンテ・ブディミルのフリックにうまく反応した久保がゴール前から右足でファーストシュートを狙ったが、R・マドリーはDFラファエル・バランが落ち着いてブロック。すると19分、R・マドリーはMFフェデリコ・バルベルデが浮き球パスをMFルカ・モドリッチに渡すと、スルーパスに反応したビニシウスがループで流し込み、先制に成功した。

 ビハインドを負ったマジョルカは失点の起点でDFダニエル・カルバハルのファウルがあったと抗議したが、認められずにビセンテ・モレノ監督にイエローカード。前半22分にはゴール正面からのFKを久保が狙うも、ゴールマウスを大きく越えた。24分、R・マドリーは再びビニシウスがゴール前に突破。ところが再度のループシュートはクロスバーに弾かれた。

 R・マドリーの1点リードで迎えた後半7分、自陣右サイドでパスを受けた久保が縦に抜け出したDFアレハンドロ・ポソにスルーパスを送ったが、バランが猛烈なスピードでカバーリングに入って通らず。すると11分、R・マドリーはゴール正面でFKを獲得。S・ラモスがキッカーに立つと、豪快に蹴り出したボールは華麗な軌道を描いてゴール左上に突き刺さった。

 2点リードを与えたマジョルカは後半14分、左サイドを切り裂いたMFラゴ・ジュニオールのクロスにブディミルが頭で合わせるも、シュートはGKティボー・クルトワの正面。直後に3枚替えを行い、MFサルバ・セビージャ、FWクチョ・エルナンデス、MFフラン・ガメスがピッチに入った。

 後半17分、久保は華麗なターンからMFトニ・クロースを振り切ってPA内に入り、ダブルタッチでラモスとDFフェルラン・メンディを一気にかわして右足で狙ったが、シュートはわずかに右に外れた。ゆっくりと試合を進めるR・マドリーは再開後初出場のMFイスコを入れるなど余裕の試合運び。そのままタイムアップを迎え、バルセロナと同勝ち点での首位をキープした。

 なお、マジョルカは後半39分から、ベンチに入れていた2004年生まれのMFルカ・ロメロを初めて起用。15歳219日でのラ・リーガデビューは、セルタのDFフランシスコ・バオ・ロドリゲスが1939年に記録した15歳288日を81年ぶりに塗り替え、新たな史上最年少記録となった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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