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ピルロに旧知の元ミラン幹部も驚き「偉大な監督になる運命と思っていたがまさか3日で」

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 元ミラン幹部のアドリアーノ・ガリアーニ氏が10日、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』のインタビューに応じてユベントスの新監督となったアンドレア・ピルロについて語った。

 現役時代にミランやユベントスで活躍した元イタリア代表の“マエストロ”ことピルロ。7月30日に古巣ユーヴェの下部組織の指揮官に就任し、指導者としてのキャリアを歩み始めた。しかし状況は一転。ユヴェントスのチャンピオンズリーグ敗退によりマウリツィオ・サッリが解任されると、その後任としてピルロのトップチーム昇格が発表された。

 かつて元ミランの名物会長シルビオ・ベルルスコーニ氏の下で右腕を務めたガリアーニ氏は、2001年から10シーズンにわたってミランでプレーしたピルロをよく知るが驚きを隠せないようだ。すでにユーベ新監督と連絡を取ったことを明かしつつ、今夏のエピソードを語った。

「アンドレアとは電話で連絡を取ったばかりだが、まるでおかしくなったかのように笑っていたよ。私は8月5日にU-19ユベントスとの親善試合が行われた際に彼と会っているんだ。その時は、『アンドレア、見ていろ。君は指揮官としても成功を収める運命にある。偉大なキャリアを歩むはずだ』と伝えていた。まさかそのわずか3日後にユーベのベンチにたどり着くなんて思いもしなかった。数カ月後なら想像できただろうが。その話を彼に言うと笑っていたよ。アンドレアは強すぎる」

 キャリアの開始からこれほど短期間において、イタリア王者ユベントスの指揮官に上り詰めることは想像できなかったガリアーニ氏だが、現役時代から指導者としての才能は見て取れたと明かす。

「信じて欲しい。私はピッチでプレーしていた頃から感じていた。プレーしているときも監督のようだった。アンドレアを一言で表現しようとすれば、“賢い”だろう。それに彼はよく研究をしていた。対戦相手や背景、状況などをね。ユーベでは素晴らしい仕事をするはず。彼にはおめでとうと伝えたよ」

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