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セルティックDFが無断渡航&検疫違反でリーグ戦3試合延期…指揮官や首相は激怒

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 セルティックに所属するボリ・ボリンゴリ・ムボンボの検疫違反が発覚し、セルティック戦などの3試合の延期が発表された。

 ボリンゴリ・ムボンボは、9日のキルマーノック戦前にスペインに渡航。現在、スペインは新型コロナウイルスの感染危険地域とされており、帰国時に14日間の検疫が命じられているが、同選手はこの規則に従わずに敵地での一戦に帯同し、プレーしていた。

 これを受け、セルティックは「予期せぬ行為」と断罪し、今後同選手への処分を下すことを発表。さらに、ニール・レノン監督はボリンゴリ=ムボンボについて「ボリンゴリが(先週の)月曜日にスペインに出発し、(先週の)火曜日に帰ってきたことを昨日まで我々は気づきもしなかった。1日だけスペインにいるなんて論理的ではない」と話し、非難を続けた。

「そして、彼はこのことを黙り込み、1週間にわたってトレーニングを続けた。我々だけではなく、キルマーノックの全員を危険にさらした。そして、昨日にすべてを明かした。クラブの責任として、我々はリーグの全クラブとサポーターに謝罪する。一個人の自分勝手な行動により、我々はひどく失望している」

 さらに、この蛮行にはスコットランド政府からも非難の声が上がる。ニコラ・スタージョン首相は「この問題に責任のない人間に代償を負わせたくはないが、この状況は受け入れられるものではないと明確にしなければならない。この件の結論に関してはこれから協議を進めるが、今週にセルティックやアバディーンの試合は行わない」と話し、フットボール界に対して警告を送った。

「フットボール界が理解できる言葉で明確にする。今日はイエローカードと見なすが、今度このようなことが起きれば私たちにこれ以上の選択肢がなくなるわけだから、レッドカードを提示する」

 さらに先週には、アバディーンの8選手が連なってバーに行きロックダウンの規則を破ったことが発覚。いずれの選手も謝罪に追い込まれていた。

 これを受け、12日のセント・ミレン対セルティック、アバディーン対ハミルトン、15日のセルティック対アバディーンとスコティッシュ・プレミアシップの3試合が延期されることが決まっている。
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