ハノーファーは17日、FC東京の日本代表DF室屋成(26)と正式契約を結んだことを発表した。

　クラブ公式サイトによると、室屋は15日のJ1第10節・名古屋戦(○1-0)後、すぐに飛行機でハノーファーへ。17日の午前にメディカルチェックを完了させ、3年契約にサインした。

　新天地での背番号は21番に決定。クラブは「それには正当な理由がある」とし、「彼はフィリップ・ラームに基づいて選択した21番を背負ってプレーする。ドイツの世界チャンピオンであるキャプテンは、室屋のように左右のサイドバックでプレーし、日本人が尊敬する選手である」と説明した。

　室屋は本拠地のHDIアレーナを訪れ、「この移籍にとても満足しています。スタジアムを見て、さらに興奮しました。本当に素晴らしいです。このピッチでプレーするのが待ち切れません」と期待を膨らませている。また、今回のドイツ挑戦にあたって同じ日本代表のハノーファーMF原口元気から情報を得ていたと語り、「トレーニングはかなり集中的に行われると聞いています」と言及。チームへの合流は18日からとなるようだ。

　ケナン・コカク監督は「室屋成はアジアのトップレベルでプレーし、日本代表にも入った。私たちが前に進むためのクオリティーとメンタリティーを持っている」と称賛。「室屋は万能だが、彼を右サイドバックに配置することを計画している」と起用プランを明かした。

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