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ブレーメン監督、大迫勇也へのファンの反応に言及…交代を喜ぶ拍手に「不快だった」

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ブレーメン指揮官が日本代表FW大迫勇也に対するファンの批判に言及

 ブレーメン率いるフロリアン・コーフェルト監督は、ファンのFW大迫勇也に対する扱いに不満な様子をうかがわせつつ、それらに影響されてはいけないと強調した。

 大迫は今月12日のDFBポカール1回戦カール・ツァイス・イェーナ戦(2-0)、19日のブンデスリーガ開幕節ヘルタ・ベルリン戦(1-4)にそれぞれ先発出場するも、いずれも前半のみで交代。ホームマッチだったヘルタ戦では交代を歓迎するようにファンが拍手したことが現地でも話題を呼んでいる。

 コーフェルト監督は、24日の会見では”戦犯扱い”にも見えるファンの大迫に対する扱いについても言及。「私も耳にしたし、不快だった」と拍手に納得いかない様子を示すと、「私はユウヤは高いクオリティを持つ選手だと信じているし、彼ももちろん、周囲で何が起きているのか把握している」と指摘。次のように続けた。

「また叩かれるだろうけど、ひとつ言わせてもらいたい。彼はここでは初日から正しい評価を受けていないことをね。それは何故なのか、私は完全には理解できていない」

「確かにユウヤはイェーナ戦でもヘルタ戦でもいい試合をしていなかった。ユウヤに、メンバー入りや出場において、フリーチケットを与えることはない。それでも彼が我々にとってとても優れた、創造性のある選手であり得ることを確信しているし、私は彼を守っていくつもりだ」

 一方、同監督はプロサッカーにはブーイングや周囲からの批判は付き物であるとも強調した。

「これらは我々の仕事の一部でもある。うまくいくときは、ポジティブな感情が返ってくる。土曜日の試合で、口笛を吹いたファンはそうしたかったのなら、そうすればいいだけの話。オーケーだよ。私はファンを批判するつもりはない。ユウヤも、そういうのをうまく対処しなくてはならない」

「彼は大事なゴールを決めてくれたし、ゴールをアシストしてくれた。ただ、彼も我々も(批判に)影響されてはいけない。我々はプロフェッショナルに対処していく」

 ブレーメンは現地時間26日に行われるブンデスリーガ第3節では敵地にてシャルケと対戦。コーフェルト監督は、この一戦でも大迫を先発起用するのだろうか。

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