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コロナ禍による混乱…陽性発覚のナポリが移動禁止により、ユーベが不戦勝

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ユベントスの本拠地にナポリは現れず

 セリエAは4日に第3節を行った。ユベントスナポリの対戦は、ナポリが会場に到着できず、ユベントスの3-0の不戦勝として扱われることになった。

 欧州は現在、新型コロナウイルスが再び猛威を振るっている。イタリアもその被害は増えており、ジェノアでは選手17名に陽性反応が出るクラスターが発生。9月27日のセリエA第2節でナポリと対戦していたときには、感染していた10選手が試合に出ていたという。

 その被害は、濃厚接触の疑いがあるナポリの選手たちにも。MFピオトル・ジエリンスキやMFエリフ・エルマスなどナポリ関係者で陽性反応者が続出。保健当局はチームの移動を禁止にし、ナポリ側は4日のユベントス戦出場が難しい状況となったため、試合の延期を要求していた。

 しかしリーグ側は延期処置は取らないと発表。ユベントスの本拠地にナポリが現れない場合は、ユベントスの不戦勝扱いになると伝えられていた。結局リミットである前半45分が経過しても、当然ナポリ側はスタジアムに到着できず。試合は規定のままユベントスが3-0で勝利した形となった。

 コロナ禍による混乱に見舞われたナポリ。ユベントスはあくまでリーグの決定に従ったのみ。この結果は6日の裁定委員会に持ち込まれる可能性もあるという。

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